Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークの街を歩いて発見。道路標識に"ahead"がよく使われている。

ニューヨークの街を歩くときは、英語が本物なので、ワクワクします。日本で触れる英語が偽物というわけではありませんよ。英語文化に溶け込んでいる英語。ネイティブが実際に生活で使っている英語ということです。


当然のことながら、日本語も、日本文化に溶け込んでいる日本語、日本語のネイティブが使っている日本語に、日本語学習者はワクワクするでしょう。


時々、ブログで取り上げる道路標識ですが、今日はその中から"ahead"に注目しました。
駐車場の英語を書いた時、その中に"ahead"がありました。


この画像です。


天井の、手前から2つめのバーです。


"PULL AHEAD"
です。


ブログを書いたときは、ただ、「ゆっくり進んで止まってください」と書いたと思います。特に説明もせず、意味だけ書いたので、自分の中でちょっと後を引いていました。
補足のつもりで書きますね。


"pull"の定義の中に次のようなものがあります。(ロングマンより)


to drive a vehicle somewhere and stop, or to make a vehicle gradually slow down and stop
車を運転して止まること、もしくは、車の速度を徐々に落として止まること
(自動詞、他動詞どちらもあります。)


走らせている車にブレーキをかけると、体は後ろに傾き、ハンドルを引いている感覚になるからかな、と思っています。
ですから、訳は「ゆっくり進んで止まってください」にしました。そこに、"ahead"「前へ」を入れませんでした。状況からみて後ろに行くわけがないので。。。


次は道路常識です。




日本語なら、「前へ」ではなく「この先」でしょうね。
「この先工事中」
「この先学校あり」
になるでしょうか。


だから、「スピードを今から徐々に落としておきなさい」というメッセージですね。


「前に」「前へ」という日本語で思い浮かぶ英語は、


"in front of" とか、"forward"ではないですか?


そして"ahead"で思い浮かぶ言い方は、


"Go ahead." 「どうぞ続けて」、「おさきにどうぞ」


ではないですか? そこに「前に」とか「前へ」という日本語は入ってきませんね。


「前」というより「先」という漢字のイメージだと思います。


日常で使えそうな"ahead"の例をいくつか挙げておきます。(ロングマン参照)


We saw the lights of Las Vegas up ahead.
前方にラスベガスの明かりが見えた。


The clinic was now in sight, some way ahead.
クリニックが見えてきたぞ、もうちょっとだ。


The river is eight miles away straight ahead.
その川はこのまままっすぐ8マイル行った所だ。


He stared straight ahead.
彼はまっすぐ前を見つめた。


There are four people ahead of us.
私たちの前に4人いる(待ってる)わ。


You have a long trip ahead of you.
これから長旅がひかえてるね。


I arrived at the hotel an hour ahead of schedule.
予定より1時間早くそのホテルに着いた。


We are 10 points ahead in the polls.
得票で10ポイント勝ってるぞ。


At this stage, Smith appeared to be ahead of his rivals.
このステージでは、スミスがライバルに勝っているようだった。


なんか今日のブログは、Englishラボで会話表現について書いている、らぼちゃんのブログみたいになりましたわ。。。


らぼちゃんは、文法に裏付けされていて、応用のきく会話表現を書いています。
よかったら見てあげて。




English ラボ
MisTty

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