ライブラリーウェイで見つけた、「その日は終わった」。
久しぶりにライブラリーウェイを歩いてみようと思います。
ニューヨーク公共図書館から、41st ストリートを東に歩くと、歩道に金属板の芸術的な作品が、有名な著書の一文と共に埋め込まれているのです。立ち止まって見るのは、旅行者だけだそうですが、(( ´艸`))観光スポットに行くよりずっと手軽に、素晴らしいニューヨークの一面に出会えます。
ここからスタート。(もしくはここがゴール)
ここにも書いていますから、読んでね。
金属板プラークをデザインした彫刻家はこの方。
Gregg. LeFevre (グレッグ・ルフェーブル)。
歩道に埋め込んである金属板はただ飾りのためのプラークではなく、ひとつの芸術品として鑑賞できます。
この方のデザインの大ファンです。
G. LeFevre
その中の一枚が、現在のニューヨークを詠んでいるような気がして、全文を読みなおしました。こちらにあります。
https://www.poetryfoundation.org/poems/45896/the-day-is-done
プラークに書かれているのはほんの一部です。
次のように書かれています。 (訳は最後に書きました。)
Then read from the treasured volume
The poem of thy choice,
And lend to the rhyme of the poet
The beauty of thy voice
Henry Wadsworth Longfellow (1807-1882)
“The Day is Done”
このヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの"The Day is Done"を、以前のブログで取り上げたとき、全文を訳してみました。 ⇓
https://talking-newyork.muragon.com/entry/987.html
その時は、"The Day is Done"を「その日が終わった」と訳したのですが、
今日は、「その日は終わった」と訳したい気分です。コロナウィルス感染の苦しみの日々が続いたので・・・。(本当はまだ、「終わった」と言えないのですが・・・。)
そこで今回は、
一部を以前の訳(解釈)と少し違う角度から訳してみました。
The Day is Done by Henry Wadsworth Longfellow
The day is done, and the darkness その日は終わった
Falls from the wings of Night, 暗闇は夜の翼から降りる
As a feather is wafted downward 一枚の羽がふわりと落ちるように
From an eagle in his flight. 鷹が空から落としたかのように
I see the lights of the village 村の明かりが見える
Gleam through the rain and the mist, 雨と霧の向こうのかすかな光だ
And a feeling of sadness comes o'er me, 私の悲しい気持ちは消えない
A feeling of sadness and longing, 悲しいのだ、切ないのだ
That is not akin to pain, 痛みではない
And resembles sorrow only 悲哀に近い哀しみ
As the mist resembles the rain. 霧が雨に似ているのと同じ
(中略)
Then read from the treasured volume 詩を読んで欲しい
The poem of thy choice, 素晴らしい本から君が選んで
And lend to the rhyme of the poet その詩人の作った韻を聞かせてほしい
The beauty of thy voice. 君の声の美しさも
And the night shall be filled with music そうすれば夜は音楽で満たされる
And the cares that infest the day, 昼間はたくさんあった心配も
Shall fold their tents, like the Arabs, アラブ人のようにテントをたたみ
And as silently steal away. そっと去っていくのだ
今回は、現在のニューヨークを頭に置いて訳してみたので、前回と随分違う訳になりました。解釈はそれぞれということで、勝手な解釈になりましたがお許しください。
Englishラボ
MisTy