Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

市長予備選に勝利したエリック・アダムスの動画でリスニング。

ニューヨーク市長予備選で、民主党の候補として勝利を収めたエリック・アダムス氏は、11月の市長選本選で、共和党の候補Curtis Sliwa(カーティス・スリワ)と闘うのですが、ニューヨークは民主党支持が多いので、本選でも、アダムス氏が勝つことがほぼ確実です。


昨日は、ガルシア氏とワイリー氏の敗北宣言の一部を載せましたが、アダムス氏のインタヴューは、本選へ向けての闘いで同じ共和党で、落選したガルシア氏や、ワイリー氏、ヤン氏らと団結して本選に臨む姿勢を強調していました。


今日の動画は、アダムス氏が市長予備選に立候補を表明した時の動画を選びました。立候補した理由がすべて含まれていたからです。


流れにしたがって、次のように5つに区切って、他の話題の合間に入れていきます。


① 自分自身について。
 自分という人間を知ってもらうために、生い立ちから辛かった少年時代の経験を述べています。市長選への決意表明となる部分です。


② 新型コロナウィルスの影響がニューヨーク市にもたらした状況。
 自分が他の候補者と違う点。


③ 警察の改革と街の安全について。
 警察に対する抗議行動に対して、どう考えているか。 


⓸ 分断されたニューヨークの復活。
経済を復活させるためにはどうすればよいか?


⑤ 人種問題、貧困問題について。


それぞれにビデオの経過時間を載せますね。


では、挨拶の部分を省いて、自分自身について語るところから始めます。
"Good Day"という報道番組のインタヴューです。




Eric Adams


26秒あたりから、1分40秒あたりまで。


This is a New York story for me.
これは、私のニューヨークストーリーです。


I've lived in this city. All my life hasn't been easy. And it's the same narrative that many of our friends, families, colleagues are experiencing I remember as a child of having difficult times carrying a garbage bag full of clothing to school, because my mom felt we were going to be thrown out, and didn't want us to be embarrassed not to have a change of clothing. 


私はずっとこの街に住んできました。暮らしはずっと楽ではありませんでした。私の友人や家族、同僚が同じことを言っていたのを覚えているけれど、私は子供の頃学校に服を一杯詰めたごみ袋を持って行っていました。母が自分たちは追い出されると思っていて、そのとき着替えがないと、僕たちが恥ずかしい思いをする、そうはさせたくないと思っていたんです。


And I'm a blue collar person. You shake my hands, you're going to feel the calluses my nails are not manicured.  I believe in the everyday working New Yorker that wakes up every day,  pulls up the gate, sweeps in front of his or her shop, does 10 to 12 hours hoping that he got a living.


私はブルーカラーの人間です。握手したら、私の爪は厚く固くなっていて、ボロボロなのが分かりますよ。働いているニューヨーカーたちが、毎日起きてシャッターを上げ、ほうきで店の前を履いているのを知っていますよ。10時間から12時間働いている。生活の糧を得ようと思ってね。


 And we're in a painful place right now. And I want to turn that pain into purpose like I did as a young man who was arrested, assaulted by police. But I became a police officer, because I believe in law enforcement and public safety, and advocate, a state senator, borough president..


今、私たちは苦しみの多い場所で暮らしているんです。若いころ逮捕され、暴力を受けた時に自分がしたように、その苦しみを目的に変えたいのです。私が警官になったのは、法の執行力と市民の安全、そして支持者である州の上院議員、区長を信じているからなのです。


 And now I believe is the time when this city is going through a painful moment, a dark moment. We're going to turn that darkness not into a burial but a planted. We're going to rise up and that's why I'm announcing today that I'm going run for the mayor of the city of New York.  I believe in this city , I love this city and the people of the city. They know me and most importantly I know them and this is a moment in a journey we're going to go on together.


私は、今がこの街が苦しみの時、暗い時を乗り越える時だと思います。私たちはこの暗闇を 葬るのではなく、地に植えるのです。私たちは立ち上がります。だから私は今日、ニューヨーク氏の市長に立候補することを公表します。私はこの街を信じている。この街が大好きだ。この街の人たちが大好きだ。皆は私のことを知ってくれている。そしてこれは一番大切なことなんだけど、私がみんなを知っているということ、そして一緒に歩む旅が今なんだということです。




アダムス氏を身近に感じられるビデオです。静かで気負いがなく、でも言葉に力強さがあります。そして穏やかな表情の中に厳しさも感じました。


菜食主義者の彼はこんな本も出しています。アマゾンで買えます。

Healthy at Last: A Plant-Based Approach to Preventing and Reversing Diabetes and Other Chronic Illnesses
Healthy at Last: A Plant-Based Approach to Preventing and Reversing Diabetes and Other Chronic Illnesses
Hay House Inc.





日本では、自分が当選しそうな県や市で立候補するということがあります。
横浜市長選に立候補を決めたのは、以前長野県の知事をやっていた有名な方だそうです
ね。


横浜市のことをよくご存じなのでしょうか?そして横浜市を愛していらっしゃるんでしょうか?いずれインタビューが聞けるでしょうから、どういう決意表明をなさるのか注目しています。



Englishラボ
MisTy

×

非ログインユーザーとして返信する