Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ニューヨークで、ガソリン車の販売が禁止になります!

全世界的に気候変動(climate change)が問題になっています。昨日まで3回に渡ってセントラルパークの自然保護団体の活動を紹介してきましたが、その中のスローガンが次のようなものでした。


「変わりゆく気候、変わらない関わり」



以前は「地球温暖化」"global warming"という言葉で語られていたことが、今日、さらに広い意味での「気候変動」という言い方で語られることが多くなりました。


人類の努力や意識を変えることで気候変動を抑えることができる。こういう考え方で政治も動いています。その大きな動きのひとつが「二酸化炭素の排出規制」や「再生可能エネルギーの開発」です。


今日はニューヨークでガソリン車の販売が禁止になるというニューヨークポストの記事です。(画像もです。)



NY state to ban the sale of new gas-powered cars and trucks by 2035
ニューヨーク州は2035年までに新しいガソリン車の販売を禁止する予定



By Paula Froelich
September 11, 2021 


Gas guzzlers, be gone!
ガソリン車よ、おさらばだ!


Say goodbye to your beloved pickup truck. Legislation recently signed by Governor Kathy Hochul bans the sale of new gas-powered cars and trucks by 2035.


お気に入りの小型トラックに別れを告げよう。最近州知事であるキャシー・ホークルによって署名された法律では2035年までに新しいガソリン車の販売が禁止になります。


Last week, Governor Hochul announced the proposed ban as a part of her initiative to reduce climate-altering greenhouse gas emissions and air pollution.


先週、州知事のホークル氏は気候を変える温室効果ガスの排出と空気汚染を減らすための政策の一部として禁止法案を議会に提出したと発表しました。


“New York is implementing the nation’s most aggressive plan to reduce the greenhouse gas emissions affecting our climate and to reach our ambitious goals, we must reduce emissions from the transportation sector, currently the largest source of the state’s climate pollution,” Governor Hochul said in a new release. “The new law and regulation mark a critical milestone in our efforts and will further advance the transition to clean electric vehicles while helping to reduce emissions in communities that have been overburdened by pollution from cars and trucks for decades.”


「ニューヨークは、気候に影響を及ぼす温室効果ガスの排出を減らすために、この国で最も積極的なプランを実行に移します。そして我々の大きな目標の達成のために、我々は輸送関係の排ガスを減らさなければなりません。それが現在州の気候汚染の最大の原因になっているからです。」、「新しい法律と規制は我々が行う取り組みの中でも画期的なもので、クリーンエネルギーの電気自動車への転換を促進します。その一方で、数十年間も車やトラックの排出する汚染物質によって重荷を背負ってきた地域で排出ガスが減るようにします。」と、州知事のホークル氏は今回の声明で述べました。


The legislation, signed by Hochul, still has to pass the state legislature, much of which has pickup truck and gas-dependent constituents.


このホークル氏によって署名された法案は、州の立法機関を通さなければなりません。そこの議員たちの選挙区には小型トラックやガソリン車に頼っている選挙民がいます。


According to the release, “Under the new law, new off-road vehicles and equipment sold in New York are targeted to be zero-emissions by 2035, and new medium-duty and heavy-duty vehicles by 2045.”


声明では、「新しい法律の下では、ニューヨークで売られる新しいオフロード車と関連装備は2035年までにゼロ排出車となること、新しい普通トラックと大型車両は2045年までにゼロ排出車となることとされている。」ということです。


原文はこちらにあります。
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https://nypost.com/2021/09/11/ny-state-to-ban-the-sale-of-new-gas-cars-and-trucks-by-2035/?utm_medium=browser_notifications&utm_source=pushly&utm_campaign=1364413


日本の総裁選挙で、この内容がとりあげられるでしょうか?日本政府も気候変動問題を避けて政策を論じることはできないと思います。報道関係の方々には、是非ニューヨークのこの動きを参考にして候補者にインタビューしていただきたいと思います。


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