Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

リトルアイランドの設計で最も難しく、最も面白かったのは何だったのか?

昨日のブログでご紹介した、ニューヨークの新しい水上公園、リトルアイランドです。



設計を手掛けたことのある方は、きっとこの公園を見て、どこが一番たいへんだったのかがおわかりになるかと思います。


地上に公園を造るのではないので、ちょっと考えただけでも、一つ一つのポット(カップと言うべきでしょうか?)に求められる強度が違うし、雨が降ったり、人が登ったりすれば荷重も変わるし、強風や嵐にも耐えなければならない。そして中の構造物は連続性が求められるものです。


次のビデオでは、設計にあたった人たちの苦労や難しさのポイントがほんの少しですが語られています。


では、どうぞ。
わかりにくい英語でしたが、スクリプトを載せました。



Little island is formed by 132 pots that are sprung up from Hudson River. And these two and the parts are all connected  by plastic essentially or HDPE that interface the two pieces or interface the concrete. They can't physically touch each other so there needs to be a material that spans between them onto which then a concrete slab is poured to create a uniform deck.


リトルアイランドはハドソンリバーから突き出ている132のポットからできています。そしてこれらのうちの(隣り合う)2つとすべてのパーツが、主にプラスチック、つまりHDPE(高密度ポリエチレン)によって繋がれています。高濃度ポリエチレンが2つのピース、つまりコンクリートを接合しているのです。2つのパーツは(一部が接合されているだけで)全体が物理的に隙間なくはまっているわけではないので、(触れあっていない部分を)ふさぐものが必要となります。ですからその部分にはコンクリート平板を敷き詰めて均一なデッキを造るのです。


 So, we had a problem whereby the material that spans between them was having to form a series of complicated steps which we felt was going to detract from the power of the pots themselves. So we asked the workshop to make a one-to-one mock-up that zoomed in a real small detail about how actually how bad we think this over complication of the HDPE or filler material was going to be. 


そこで、私たちには問題がありました。ポットの間をつなぐものは連続性のある複雑な段差にならなければなりません。それがポット自体の力を損ねてしまうのではないかと感じたのです。そこで、私たちはチームに一つ一つの実物大の模型を造ってもらいました。その模型を使って、実際にHDPE、つまりカップを繋いでいるものが、どれだけ悪影響を及ぼすのか、細かいところを重点的に考えることに役だったのです。


So what was quite interesting about vasana is normally we get the workshop to make models of things to prove to everyone how beautiful they are, whereas in  this instance we had to ask the workshop to make a model to prove how bad something would look. So they spent a long time crafting it and making a beautiful thing only to prove the fact that what they were making was actually not gonna look very good at all. 


ヴァサーナ(良きにつけ悪きにつけ)様々な意味で興味深かったのは、普通私たちはモデルを作るワークショップをする時は、仲間に模型を使ってどれだけ美しいいものかを見せることをするのですが、そうではなくてこの場合、どれだけ支障がありそうなのかが分かるように模型を造ってくれと頼まなければならなかったことです。彼らは長い時間かかって美しいものを造ったのだけれど、結果としてそれが実際には全くとてもいいものだと言えないものだったという事実を証明することになりました。


It was important because the certain things are quite hard to visualize. Now this was a material that's black and span between two white things. Every time we try to visualize it, you would just end up seeing blur of triangulated but that didn't actually do justice to how bad it  would actually look. Whereas with the physical model.  we could take photographs shine the lights in the right directions and really do justice to how bad it was it was going to look.


部分的に見えづらいものがあったので、そうした作業は重要でした。つなぎの部分の色は黒でつなぐ2つのピースは白でした。はっきり見ようとしても、いつも(カップにできる空間は)実際三角のぼやけたものにしか見えず、実際どれだけ(つなぎの部分が)悪影響を及ぼしているか、十分わかりませんでした。実際の模型を使って、正しい方向からライトをあてて写真をとれば、それがどれだけ悪影響を及ぼすのかを正しく評価することができました。


This is quite visible in some areas especially when you walk through the park you know it's some of the first thing you see. So it's quite important interface between two things come together. 


人が歩くと何か所かはとても良く目に付く部分があります。とくに公園を歩くとき、最初に目に入るところがそうです。そういう意味でも2つのものを(きれいに)つなぎ合わせるということは実に重要なのです。



数年後、この白いポットはきれいなままでしょうか?汚れてきたらどうやってきれいにするのでしょう?普通の公園でも維持管理が大変なのに、こういう公園の維持管理がいかに大変でお金がかかるものなのかは、素人でも想像できます。(オープンしてまだ1年もたってないのに、カップの下のほうが汚れてる。。。)


前にブログでとりあげた、川の水を浄化するという「プラスプール」はどうなってるのかしら。。。



Englishラボ
MisTy

×

非ログインユーザーとして返信する