Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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LGBTQの人たちを歓迎しますというキャンペーンを始めたニューヨーク

Don't Say, "Gay" law では、ありません。
"Don't Say Gay" law です。
前者は、「ゲイ」と言うな法
後者は、「ゲイのことを話してはいけない」法
です。


前者は、カッコの内容が、実際話している言葉となっているため、「ゲイ」と言わずにLGBTQと言おう、というようにとれます。
後者は、カッコが法律のタイトル名を表しているため、「ゲイについて話してはいけない法」、ということです。
フロリダ州では、小学3年生までは、学校でゲイについて話し合ってはいけないという法律ができたのです。


もうひとつ、知っておいた方がいい事実があります。
ニューヨークがコロナで最も苦境に立たされたのは、ニューヨークを離れる人が3万人を越えたときでした。特に学校が閉鎖になってリモート授業が続いた頃、そのことに反発した家族が、学校が閉鎖されていないフロリダに多く引っ越してしまったのです。


"New York is Dead"(ニューヨークは死んだ)と言われたこともあります。
次の文の中に、"New York is alive"(ニューヨークは生きている)と書いてあるところを見逃さないでくださいね。


では、読みましょう。
原文と画像はこちらからです。



Adams takes aim at ‘Don’t Say Gay’ law with new campaign inviting LGBTQ Floridians to NYC
アダムス市長は「ゲイについて話すな」法を批判し、フロリダのLGBTQをNYに招待する新キャンペーンを実施


POSTED ON MON, APRIL 4, 2022 BY AARON GINSBURG



New York City on Monday rolled out a new marketing campaign in Florida inviting the state’s LGBTQ community to move to the five boroughs in response to the recent “Don’t Say Gay” legislation signed into law by Gov. Ron DeSantis. The five ads, which will run across digital billboards and on social media in five cities in the Sunshine State, are meant to highlight the inclusiveness of New York City and take aim at the new legislation, which bans the teaching and conversation of sexual orientation and gender identity from kindergarten to third grade in the Florida school system. The campaign also comes after DeSantis released an ad showing New Yorkers who moved to Florida.


ニューヨーク市は月曜日、(フロリダ州の)ロン・デサンティス州知事が署名した最近の「ゲイについて話すな」法案に反応して、同州のLGBTQの人たちにニューヨーク市への移住を呼びかける新しいマーケティングキャンペーンをフロリダ州で展開しました。フロリダ州の5都市でデジタルビルボードやソーシャルメディアに掲載される5つの広告は、ニューヨークの包括性を強調するとともに、フロリダの学校では、幼稚園から3年生までは性的指向や性自認に関する教育や会話が禁止されるという新法案を批判したものです。このキャンペーンは、デサンティスがフロリダに移住したニューヨーカーを紹介する広告を発表した後にも行われています。



キャンペーン広告の英語は次のようになっています。



People say a lot of 
ridiculous things in New York.
"Don't say GAY" isn't one of them.
NYC♥U         
   


ニューヨークでは皆おかしなことをいっぱい言っていますが
「ゲイについて話すな」とは言いません。

(NYC loves you.)
                                                           

Come to the city
where you can say
whatever you want.
NYC♥U


言いたいことを何でも言える街にいらっしゃい。
(NYC loves you.)


On March 28, DeSantis signed the “Parental Rights in Education” bill, also known as House Bill 1557, into effect. The law bans the discussion of sexual orientation and gender identity in Florida’s school system for children in kindergarten through third grade. The bill’s strict ban on even the slightest discussion of these topics earned it the nickname “Don’t Say Gay” by opponents.


3月28日、デサンティス(フロリダ州知事)は「教育における親の権利」法案(通称:下院法案1557)に署名し、発効させました。この法律は、フロリダ州の学校において、幼稚園から3年生までの子どもたちが性的指向や性自認について話し合うことを禁止するというものです。これらのことについて少しでも議論することを厳しく禁じるこの法案は、反対派から「Don't Say Gay」というニックネームで呼ばれるようになりました。


“I am the mayor of New York City, but I have a message for Florida’s LGBTQ+ community — come to a city where you can say and be whoever you want,” Mayor Eric Adams said in a statement.


 エリック・アダムス市長は声明で次のように述べています。「私はニューヨーク市の市長ですが、フロリダのLGBTQ+の人たちにこのようにお伝えします。--- 言いたいことを言い、なりたい人になれる街に来てください」


“Florida’s ‘Don’t Say Gay’ bill is the latest shameful, extremist culture war targeting the LGBTQ+ community. Today, we say to the families living in fear of this state-sponsored discrimination that you will always have a home in New York City.”


彼はこうも言っています。「フロリダの『ゲイについて話すな』」法案は、LGBTQ+の人たちを標的とした最近の恥ずべき過激派文化戦争です。今日、私たちはこの州主導の差別に怯えながら暮らす家族に、常にニューヨーク市には住む家があることを伝えます。」


The rainbow-colored ads include phrases like “Come to the city where you can say whatever you want,” “When other states show their true colors, we show ours,” and “New York City is alive. And so is free speech.”


虹色の広告には、このようにも書かれています。「何でも言える街においで」、「他の州がその本当のカラーを見せるとき、私たちは私たちのカラーを見せる」、「ニューヨークは生きています。そして、何でも話せの自由も。」


Adams’ ads will run for eight weeks through May 29 in Fort Lauderdale, Jacksonville, Orlando, Tampa, and West Palm Beach. The content was designed in partnership with VMLY&R, GroupM, BCW, and H+K Strategie. The ad space, which does not use city taxpayer money, was donated by Kinetic.


アダムス市長の広告は、5月29日までの8週間、フォートローダーデール、ジャクソンビル、オーランド、タンパ、ウェストパームビーチで展開される予定です。このコンテンツは、(グローバルヘルスケアエージェンシーの)ヴィー・エム・エル・ワイ・アンド・アール、(VMLY&R)、(グローバルな広告会社である)グループM(GroupM)、(PR会社の)バーソン・コーン&ウルフ(BCW)、(グローバルコミュニケーションカンパニーの)H+Kストラテジー(H+K Strategie)とのパートナーシップでデザインされました。市の税金を使わない広告スペースは、キネティック社から寄付されたものです。


The new campaign comes soon after Adams came under fire for hiring several officials who have made anti-gay comments in the past, including former Council Member Fernando Cabrera and Erick Salgado, as Gothamist reported.


この新しいキャンペーンの始まりは、(情報サイトの)ゴッサミスト(Gothamist)が報じたように、アダムス市長が過去に反ゲイ的な発言をした元議員フェルナンド・カブレラ(Fernando Cabrera)氏やエリック・サルガド(Salgado)氏など複数の関係者を雇用したことで非難された直後のことである。


“Over 40 percent of the 2,000 LGBTQ+ youths Ali Forney Center sees every year come from outside the Empire State, and a majority come to us from the south,” Alex Roque, executive director of the Ali Forney Center, which supports LGBT homeless youth, said. “New York City has been a beacon of acceptance, hope, and love. AFC applauds the City of New York for supporting proudly, loudly, and visibly efforts to demonstrate for LGBTQ+ youths that they are welcome here to be who they are.”


LGBTのホームレスの若者を支援するアリ・フォーニー・センターのエグゼクティブ・ディレクター、アレックス・ロケは、次のように言っています。「毎年アリ・フォーニー・センターを訪れる 2,000人のLGBTQ+の若者うち40%以上がニューヨーク州以外からやって来ています。その多くが南部から来ています。」、「ニューヨーク市は、受け入れ、希望、そして愛の道標となってきました。アリ・フォーニー・センターは、ニューヨーク市が、LGBTQ+の若者たちのために、彼らがありのままの姿でここにいることが歓迎されるということをはっきり示す取り組みを、誇りをもって、声を大にして、目に見える形で支援することに拍手を送ります。」


文中にでてくる、次の会社を知っていましたか?


VMLY&R,
GroupM,
BCW  
H+K Strtegie



これらの会社は、医療、メディア、広告中心に事業を展開しており、日本に支社ができたばかりのものがほとんどで、人材を募集しているところがありますよ。
英語を生かしたい方にとっては、注目すべき会社だと思います。


Englishラボ
MisTy

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