Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨーク在住のプロのセラピストから皆さんへ無料のアドバイス!

ニューヨークタイムズの"Scratch"(スクラッチ)というコラムでは、ニューヨークの生活で起っている、特に大きく報道されないけれど目を向けたい市民の日常が描かれています。そこにあるのは、「共感」の空間です。


アメリカのドラマでは、「セラピスト」がよく出てきます。ただの相談相手ではなく、プロの資格を持つ「相談相手」です。今日はニューヨークのセラピストからもらえた「無料のアドバイス」をご紹介します。


原文、イラスト共にこちらからです。
Free Advice, From Four Therapists’ Couches to Yours - The New York Times




Free Advice, From Four Therapists’ Couches to Yours
4人のセラピストからあなたへ、無料アドバイス
(セラピストのソファからあなたのソファへ)


By Julia Rothman and Shaina Feinberg


********************************


You look like you could use someone to talk to
誰か話しを聞いてくれる人が必要みたいね


But not everyone can afford a mental health professional right now. So we spoke to four --- who offer this advice, for free, from their couches to yours.
(P.S. It's hard for them, too.)


しかし、誰もが今すぐメンタルヘルスの専門家に相談できるわけではありません。そこで、4人の専門家に声をかけてみました。すると、この方たちから無料でアドバイスをいただきました。彼らのソファからあなたのソファへね。(追伸:彼らにとってもなかなかできないことです。)





Parenting Overload
子育てが大変ということについて


If a parent is really stressed out --- whether they're talking about it or not ---kids pick up on it. 


親が本当にストレスを感じているならば、それを口にしていようといまいと、子どもはそれを感じ取ってしまいます。


So you have to find pockets where you can recharge yourself. It's not easy when you're trying to work AND take care of your child, AND process your feelings about structual racism, AND your fears about getting coronavirus! It's a crazy ridiculous time and there's no possible way your bandwidth will be super high.


ですから自分自身を充電できる所を見つけましょう。仕事をし、子育てをし、既存の人種差別やコロナの感染をの心配に対する感情を抑えようとするのはたやすいことではありません。本当に大変な時期ですね。こういうときに他の新しいことをする余裕を作るなんてとてもできるものではありません。


Just having some compassion goes a long way.


思いやりの気持ちを持つだけで随分楽になりますよ。


Remember: We can only do so much.


私たちができることは限られている、ということを覚えておきましょう。



In this situation, it's hard to be the kind of parent I want to be, to pull out lots of positivity and presence.


このような状況では、自分が思っているような親になることは難しく、 積極的に何かをやろうとか、存在感を示そうとするのは大変ですね。


I'm trying not to be too hard on myself.


私はあまり自分自身に対して厳しくしないようにしています。


Acknowledging and maintaining your own personal boundaries is important. Not letting someone crawl all over your body if you don't feel like it, is taking care of yourself.
----- Dr. Namika Coor, 47, Brooklyn



自分自身の境界線を認識し、それを維持することが重要です。望んでいないのに、他の人のことがあなたの頭の中を這いまわるようなことは避けましょう。そうすることが自分を大切にすることになります。


ブルックリン在住、ナミカ・コー先生 47才


**************************************





Trauma Resurgence
トラウマに悩まされている方へ


"The collective trauma of this moment is very triggering. If a trauma therapist is not available to you, there's a stress response I recommend called 'tend and be friend' --- that's where we reach out to friends, loved ones and communities and allow them to support us.


瞬間的に一斉に襲ってくるトラウマは他の行動の強い引き金になるものです。トラウマ専門のセラピストが見つからない場合、お薦めの"tend and be friend "(テンド・アンド・ビー・フレンド---友達になる)というひとつのストレス対処法があります。つまり、(トラウマに襲われたら)そこで、友人や愛する人たち、仲間に助けを求め、支えてもらうことです。




REACING OUT CAN BE HARD.


手を求めるのは難しいかもしれません。


It can be embarrassing, and people can feel shame. BUT OF COURSE YOU'RE GOING THROUGH TRAUMA RIGHT NOW!


恥ずかしいかもしれません。また恥だと思うかもしれません。でも、確かにその瞬間にあなたはトラウマから抜け出しかけているのです。


At the very least, release judgment around that.
とりあえず、周りの人たちの言う色々なことを聞いて下さい。


TRAUMA ISN'T SOMETHING TO 'DEAL WITH'; IT'S SOMETHING TO INTEGRATE AND MAKE MEANING ABOUT.
----Christina Tesoro, LMSW, 31,Queens

トラウマは「解決する」ものではありません。取り入れてその意味を考えるものなのです。----クィーンズ在住、クリスティーナ・テソロ、LMSW( licensed master social worker-----認定ソーシャルワーカー)、31才



日本では、まだまだプロのセラピストは少ないですね。また、悩みを抱えていても誰にも相談できない人が多いですね。自分の周りに心が病気になりそうなときに信頼して相談できるプロのセラピストが欲しいと思うことがありますね。


明日は、あと2人、プロのセラピストのアドバイスを載せます。


Englishラボ
MisTy

×

非ログインユーザーとして返信する