Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークの新卒者が就職と仕事内容について話したこと。

ニューヨークタイムズのスクラッチというコラムから、新卒の社会人となった人たちが今考えていることをコラム担当のシャイナがインタビューし、ジュリアのイラストと共に読んでいます。彼らはコロナ渦の影響でほとんどキャンパスライフを楽しむことができなかったばかりか、雇用環境が予想しない状態へとあっという間に変わったことを経験した人たちです。どんなことをかんがえているのでしょう。


原文と画像はこちらからです。



Dodie Lee Weinberg, 22, Hunter College
ドディ・リー・ウェンバーグさん、22歳、ハンターカレッジ卒
Philosophy and Arabic
哲学とアラビア語専攻


“I’m confused about how to get a job. You scour Indeed or Handshake. You send in cover letters and don’t hear back. Which of these jobs are really open? You just have to network? But how do you get into a field when you don’t know people yet?”


「うやって仕事を得たらいいのか分かりません。インディードやハンズシェイクで探しまくっています。書類と手紙を送っても返事がないわね。本当に募集されているんだろうかと思います。ツテが必要なんでしょうか?でも業界に知り合いがいなければ、その業界にどうやって入ればいいの?」



Vanessa Khong, 22, Northern Kentucky University
ヴァネッサ・コングさん、22歳、ノーザン・ケンタッキー大学卒
Integrative studies
総合研究専攻


“I am currently looking into U.G.C. — user-generated content creation. You make content for brands and they put it on their social media pages. A brand will send you their product and you make an unboxing video or a test-and-trial video. A lot of U.G.C. creators start out making $150 for a 30-second video.”


「私は今、U.G.C.-ユーザー生成コンテンツ制作-について研究しています。商品のためにコンテンツを作り、会社がそれをソーシャルメディアのページに掲載します。会社から製品が送られてきて、開封するときの動画や商品を試している動画を作ります。U.G.C.クリエイターの多くは、30秒の動画で収入150ドルから始めています。」




Alyssa Gutierrez, 23, University at Albany, SUNY
アリッサ・グティエレス、23歳、ニューヨーク州立大学、アルバニー校卒
Master of Social Work
ソーシャルワーク修士


“I accepted a job where I work with migrants seeking asylum. Before I got this job, I lived in a bubble. I did not know that there was an influx of immigrants. I jumped in blind. When you’re in school for social work, you’re taught the basics. But there are many aspects to social work you just have to learn as you go.”


「私が引き受けた仕事は亡命を求める移民を扱うものです。この仕事に就く前はバブルの中で、移民が流入していることを知りませんでした。知らないままこの仕事に飛び込んだのです。大学でおそわるソーシャルワークは基本的なことで、仕事内容が多岐にわたるので、勉強しつづけなければなりません。」



Sara Wexler, 22, Temple University
サラ・ウェクスラー、22歳、テンプル大学卒

Advertising
広告専攻


“I’m trying to get a full-time job, which has been a whirlwind. I’ve applied to over 50 jobs. In college I did a fair number of internships so this wouldn’t happen, but it’s still happening.”


「フルタイムの仕事を探しています。ずっと慌ただしく駆け回っていて、今まで50社以上に応募しました。大学でインターンシップをたくさん経験したので、こんなはずじゃなかったのですが、今、まだそのインターンなんです。」



Brandon Valdez, 25, Texas A&M University
ブランドン・バルデス、25歳、テキサスA&M大学卒
Communications
コミュニケーション専攻


“Social media is something I’m really passionate about. I have 15.2k on Instagram. I’m Mexican. In the Mexican household your parents always want you to go to college. At the end of the day, getting the degree helps, but I feel like that paper doesn’t give you the same value anymore. Ultimately I learned social media marketing through YouTube. Everyone can earn a degree at the college of YouTube.”


「ソーシャルメディアは僕が本当に情熱を注いでいるものです。インスタグラムでは15,200人のフォロワーを持っています。僕はメキシコ人ですが、メキシコ人の家庭では、親はいつも子供が大学に行くことを望みます。学位を持っていると、結果的に有利ではありますが、論文を書いたことの価値は今後変わるでしょうね。最終的に私はYouTubeを通じてソーシャルメディア・マーケティングを学びました。誰でもYouTubeの大学で学位を取ることができますよ。」



Anjan Mani, 21, Cornell University
アンジャン・マニ、21歳、コーネル大学卒
Applied Economics and Management
応用経済学と経営学


“I have a job working in finance. I did an internship and then got a full-time offer at the end of it. Most start dates are in July, August or September. But in this economic climate, a lot of my friends’ firms have decided that full-time offers start later. I am one of the few people out of my friend group who is starting in the summer.”


「金融関係の仕事に就いています。インターンシップをした後、フルタイムのオファーをもらいました。仕事の始まりはたいていは7月、8月、9月なのですが、この不景気で、多くの友人の会社はフルタイムのオファーの開始時期を遅らせています。僕は友人の中では夏に入社した数少ない一人です。」




Tyreek McDole, 23, Oberlin College and Conservatory
タイリーク・マクドール、オバーリン大学音楽院
Jazz performance
ジャズ演奏専攻


“When I was a freshman, it was the beginning of the pandemic and everything was shut down. The last thing anyone needed was a jazz singer at their local restaurant. There’s this stereotype about the starving artist. But I refuse to believe that.”


「私が1年生のとき、パンデミックが始まり、すべてが閉鎖されました。地元のレストランでジャズシンガーを必要としているところはありませんでした。アーティストは飢えで死にそうだという固定観念がありますが、僕はそんなの信じないよ。」



Alessandra Vennema, 22. Skidmore College
アレッサンドラ・ヴェネマ、22歳、スキッドモア大卒
Computer Science
コンピューター・サイエンス専攻



“I’m working at the federal Department of Transportation. In college you’re constantly having interesting conversations and feeling inspired. When you first go into the work force, you feel energized and ready to make a change. I hope I continue being in spaces where that can be sustained.”


「連邦運輸省で働いています。大学では常に興味深い会話をして刺激を感じます。社会人になったばかりの頃は、エネルギーに満ち溢れ、変化を起こす準備ができていると感じますよね。そうした気持ちが途切れないような空間にい続けたいと思います。」




Greta Garschagen, Hamilton College:
グレタ・ガーシャーゲン、22歳、ハミルトン大学卒
Gevernment
政府関係


“I’m doing a six-month apprenticeship at a restaurant-slash-educational center. Food contributes a lot to climate change. I think small-scale farming could be a fix. I’ve grown up with this looming fear and being told, ‘Your generation is going to fix the world.’ It puts a lot of pressure on us.”


「私はレストラン・スラッシュ・エデュケーション・センターで半年間の見習いをしています。食べ物は気候変動に大きく影響を及ぼします。私は小規模農業が解決策になると思っています。この迫りくる脅威の中で、『あなたの世代が世界の問題を解決するのよ』と言われながら育ってきました。そのことが私たちの大きなプレッシャーになっています。」





記事のタイトルが、"Working 9 to 5, Hopefully "となっています。"Hopefully"は、「できれば」といったニュアンスで、9 to 5(仕事は9時から5時まで)という仕事の時間をはっきりさせたいということでしょう。でも、記事の中にはそのことについて何も書いてありませんでした。インタビューの後に、多くの人がちょっとひとこと付け加えていたといった印象を持ちました。


「世界の問題はあなたたちが解決するのよ」と言われてきたグレタさんのように、プレッシャーを感じることは悪いことではなくいいことなのだと思います。



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