Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨーク、チェルシー地区のフルトンハウス(Fulton Houses)。ここで見つけた、「ジェントリフィケーション"gentrification"。

チェルシー地区は、マンハッタンとはまるで違った雰囲気のある地区です。そのままセピア色のスクリーンにすれば、半世紀タイムスリップできそうです。面白い英語表現を求めてウロウロ歩いていると、こんな看板に出会いました。



"Property of New York City Housing Authority"
「ニューヨーク市住宅局の所有地」


ということは、歴史があるに違いありません。


そして、小さ~い公園がありました。ベンチもあります。そしてこれ。


マークを見て分るように、


"Pet-Free Zone"は 「ペットがいない場所」つまり、「ここでペットを遊ばせてはいけません」ということです。「自由に遊ばせていい場所」ではありません。ちょっと見るとドッグランのようにも見えるのですが、だめです。。。


少しアングルを引いてみます。


日本のアパートと決定的に違うところはどこでしょう?


ベランダがない!


外観がスッキリしてる!ツートンがきれい!


上を見上げるとこんな感じ。


高いです。


観光客はいません。
これはちょっと調べてみなくては!と思い、"Fulton Houses"についての記事を探していると・・・。"Daily News"にこんな航空写真がありました。



やっぱり高い!シンプルなデザインだけど、シャキッとしてて、奥まってたたずみながらしっかり存在感を出している。小さな公園を足下に従わせて隣の建物を近づかせない強さ。


"Daily News"のタイトルを見て、またまた引きつけられました。


Fulton House in West Chelsea: Gentrification is a good word in this rapidly transformed neighborhood


「ウェストチェルシーのフルトンハウス:急速に変容をとげる地区にジェントリフィケーションという言葉が良い意味で当てはまる」


「"gentrification"ジェントリフィケーションがここにもか!」


思い出していただけたでしょうか?「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ("IN CACKSON HEIGHTS")」という、ワイズマン監督のドキュメンタリーのことを書いたときに出てきた「劣悪化している区域に中流階級あるいは裕福な階級の人口が流入していくのを伴った区域再開発・再建プロジェクトのことで、通常それまでの貧困層の住民が住む場所を失う(「アルク英辞郎プロ」による説明より)という意味です。


 こちらをどうぞ。↓
号外!「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」を観てきました。The New York TimesのReview全文です。


そして上の写真の下の説明は次のようなものです。


Fulton Houses, located between 9th and 10th Avenue on 16th and 17th Streets in Manhattan saw some of the most rapid gentrification in the city over the past few years. (Noonan for News)
「フルトンハウスは、マンハッタンの16丁目と17丁目の9番街と10番街の間にあり、ここ数年に渡ってニューヨークで最も早くジェントリフィケーションが進んだ地区の一つです。」


続きは明日にします。。。。

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