MisTy's Talking New York / New Yorkで見つけた英語

New Yorkの街を歩きながら、色々な英語表現を見つけています。

ニューヨークで見つけたIRC"The International Rescue Committee"のポスターから、"refugee(難民)"の英語の定義を探す。 

ニューヨーク、ユニオンスクェア駅目の前のホールフーズマーケットの2階(the Loft)で見た1枚のポスター(昨日のブログにあります。)から、IRC(International Rescue Committee---国際救済委員会)をもう少し知りたくなり、まずポスターにあった、refugees(難民)について、正確な知識を得ることにしました。


「難民受け入れ」については、大学入試の小論文やディベートの題材にもよく出てきますので、「MisTy's Englishラボ;;頑張れ、受験生プログラム」からお届けします。(他にも役立ちそうなものをまとめてありますから、受験の前に覗いてみて。)


まず、「アルク英辞郎プロ」が、International Rescue Committee (国際救済委員会)からさらに、リンクして、次のような例文を挙げていましたので、引用します。


「The International Rescue Committee is a highly-rated relief agency and 501(c)(3) non-profit (95.36/100 from Charity Navigator) with incredibly efficient use of funds (93% goes to programming, only 3% toward fundraising)
.
インターナショナル・レスキュー・コミティー(IRC)は、高く評価されている救済機関で、基金を非常に効率的に活用している501(c)(3)非営利団体(チャリティーナビゲータで100点中95.36点)である。基金のわずか3%は資金集めに、93%は救済プログラムに使われる。◆【出典】Global Voices Online ◆【英文】Jillian C. York ◆【和訳】Misaki Sato(校正:Etsumi Itai) ◆【License】CC BY 3.0 」


「難民」の定義ですが、日本語では次のようになっています。


「人種、宗教、国籍若しくは特定の社会的集団の構成員であること又は政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために、国籍国の外にいる者であって、その国籍国の保護を受けることができない者又はそのような恐怖を有するためにその国籍国の保護を受けることを望まない者」-----1951年に採択された難民の地位に関する条約(難民条約)による----- AAR, Japanのページから。


また、UNHCR日本では、
「1951年の「難民の地位に関する条約」では、「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた」人々と定義されている。」という説明があります。


MisTyはすぐ「実際の原文はどうなの?」と思ってしまうので、UNHCRのホームページに行ってみました。"UNHCR" =Office of the United Nations High Commissioner for Refugees
国連難民高等弁務官事務所


ここからの引用です。↓


"Who is a refugee?
A refugee is someone who has been forced to flee his or her country because of persecution, war or violence. A refugee has a well-founded fear of persecution for reasons of race, religion, nationality, political opinion or membership in a particular social group. Most likely, they cannot return home or are afraid to do so. War and ethnic, tribal and religious violence are leading causes of refugees fleeing their countries.
Two-thirds of all refugees worldwide come from just five countries: Syria, Afghanistan, South Sudan, Myanmar and Somalia. "


誰が難民に当たるのか?
難民というのは、迫害や戦争、暴力などの理由で自国から逃げざるを得ない人のことである。難民には、人種、宗教、国籍、政治的な意見、特定の社会的団体への所属による迫害によって確実な脅威が存在している。彼らが自国に戻れない、もしくはそのおそれがあることはほぼ確実である。戦争や、民族、宗教的暴力は自国から逃れている難民の大きな理由である。3分の2の難民は世界的に見て5つの国から逃れている。それは、シリア、アフガニスタン、南スーダン、ミャンマー、そしてソマリアである。


「難民とは?」という日本語の定義も探す度に少しずつ表現が違います。


やはりよく取り上げられるのは、1951年に採択された難民の地位に関する条約だと思って原文を探しました。


こちらです。



まず、始めに出てきたのはこれ。


"The 1951 Refugee Convention is the key legal document that forms the basis of our work. Ratified​ by 145 State parties, it defines the term ‘refugee’ and outlines the rights of the displaced, as well as the legal obligations of States to protect them."


1951年の難民条約は、我々の活動の基礎となっている重要な法的効力を持つ文書です。145の締約国に批准されて、「難民」という言葉を定義し、彼らを保護する締約国の法的な義務ばかりでなく、住む所がなくなった人々の権利の概要を述べています。


".....it defines the term 'refugee'..."と書いてある以上、難民条約による、「難民」の定義があるはず。


ありました。"convention and protocol relating to the status of refugees" (の14ページです。


"definition of the term “refugee”"    「難民」という言葉の定義


"A. For the purposes of the present Convention, the term “refugee” shall apply to any person who:
(1) Has been considered a refugee under the Arrangements of 12 May 1926 and 30 June 1928 or under the Conventions of 28 October 1933 and 10 February 1938, the Protocol of 14 September 1939 or the Constitution of the International Refugee Organization; Decisions of non-eligibility taken by the International Refugee Organization during the period of its activities shall not prevent the status of refugee being accorded to persons who fulfil the conditions of paragraph 2 of this section;"


A. 現条約において、「難民」という言葉は次のように定義される。
(1)1926年5月12日と1928年6月30日の取り決め、または1933年10月28日と1938年2月10日の条約、1939年9月14日の議定書、または国際避難民機関憲章において難民と見なされた者は難民である。ただし、国際避難民機関の活動が進行中に、機関が難民ではないと判断した者でも、(2)の条件を満たしていれば、難民であるとするべきである。


"(2) As a result of events occurring before 1 January 1951 and owing to wellfounded fear of being persecuted for reasons of race, religion, nationality, membership of a particular social group or political opinion, is outside the country of his nationality and is unable or, owing to such fear, is unwilling to avail himself of the protection of that country; or who, not having a nationality and being outside the country of his former habitual residence as a result of such events, is unable or, owing to such fear, is unwilling to return to it. In the case of a person who has more than one nationality, the term “the country of his nationality” shall mean each of the countries of which he is a national, and a person shall not be deemed to be lacking the protection of the country of his nationality if, without any valid reason based on well-founded fear, he has not availed himself of the protection of one of the countries of which he is a national."


(2)1951年1月1日以前に生じた出来事が原因となって、また、人種、宗教、国籍もしくは特定の社会的団体に属していることや政治的意見を理由に迫害されて、自分の国を離れたり、あるいはあまりの恐怖に自国の保護に頼ることができなかったり、それを望まない者は避難民である。上にあるような出来事のために、国籍を持たず、故郷を離れていたり、恐怖のあまり自国に戻ることができないかまたはそれを望まない者は難民である。2つ以上の国籍を持つ者の場合、「自分の国籍のある国」という言葉はどちらの国籍をも持つということを意味しなければならない。そして確実な脅威に基づいた理由がなくて、その者が一方の国の保護を受けない状態であるならば、国の保護がない状態だとみなされてはならない。


次に、難民に関する数字を調べました。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の2017年の資料から写したものです(一部省略)。


紛争や暴力、迫害によって移動を強いられた人 —– 6850万人
 6850万人のうち、国内避難民が4000万人、難民が2540万人、庇護申請者が310万人
2017年に新たに移動を強いられた人 —– 1620万人
 1620万人のうち、国内避難民が1180万人、難民と庇護申請者が440万人
難民発生国 —– 57%が3カ国に集中
 57%の難民が、シリア(630万人)、アフガニスタン(260万人)、南スーダン(240万人)で発生
庇護申請者  —– 310万人
 2017年末時点で310万人が庇護申請中、うち半分が開発途上国
 新たな庇護申請  —– 170万人
 18歳未満の子ども  —– 52%
難民のうち18歳未満の子どもの割合は52%。2009年は41%で増加を続け、前年とはほぼ同じ。保護者を伴わない、避難の途中で離れてしまった子どもは17万3800人


----MisTyのひと言----


法務省の「難民」に関するページに訳を見つけたのですが、イライラするくらい分かりにくい!役所の文書ってみんなこうなのか?読んで分からないものが効力を持つのか?と思ってしまう。しかし、なるべく忠実に訳そうとすると、こういう表現になるかも、と思わせるような英語の原文であることも確か。原文自体もっとわかりやすい英文構成にできないものでしょうか。


MisTyができるのはここまで。後は、今後世界中の国がどうしていくべきか、日本はどういう方向に進むべきか、を考えるのはご自分です。どんな意見であっても尊重されるべきです。ただ、「平和」、「希望」が大義として存在するということだけは共通だと思います。


ここまできてやっと、"VISON NOT VICTIM"というポスターの趣旨が分かった気がします。



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はやめて、断定できる内容をスピーチやプレゼン、小論に入れましょう。According to MisTy's blog, はダメだからね。( ´艸`)











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