Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

Simon & Garfunkelを知っていますか?"ニューヨークの少年"という歌があります。

授業で、Do you know "The Beatles?"?と聞くと、2,3人がパラパラ手を上げます。「お父さんが聴いてましたー。」という声も。さらに、Do you know " Simon & Garfunkel"?と聴くとゼロ、ZERO、0。「なにそれ?」という顔、顔・・・。


サイモンとガーファンクルの有名な曲は"Sound of Silence"を始めとして数知れず。。。Paul Simonの詞は様々な技法が使われており、そのままが詩ですので、授業でも使えます。



New Yorkが題名に含まれているこの1曲。歌詞にTomが出てくるからか、なぜかトム・クルーズの出てくるビデオに出会いました。


まずは、どんな歌詞の内容なのか、想像しながら聴いて下さいね。



SIMON & GARFUNKEL - The Only Living Boy In New York (HD)


歌詞とMisTyなりの訳は次回・・・。


ここではちょっと題名に注目!
オリジナルはThe Only living Boy in New York です。日本では「ニューヨークの少年」になりました。さて、語順です。


もし、これが整序問題なら、大抵の生徒はThe Only Boy living in New Yorkとするのではないかしら?いわゆる「現在分詞の後置修飾」っていうやつですね。それがboyの前にあって限定的にかかっているとは・・・。この形では普通living things [生物」とかa living area「生活圏」のように使われますよね。それかliving art form「生き生きとした芸術様式」のような意味の形容詞になるか。


しかし、the only boy living in New Yorkにしたら、「ニューヨークに住んでいる、唯一のの少年」になってしまう。サイモンは、「友人をなくしてたった一人になってしまった、だけど、ニューヨークで生きている」ということを言いたかったはず。ではなぜA Lonely Boy Living New Yorkにならなかったのか?


MisTyはこの曲を聴くといつも、この少年は今まで友人と二人で頑張って来たけれど、友人が去ったことで一人になった、だけど、「孤独」ではなくて前向きに頑張って生きていこうとしているんだ、と想像します。「唯一の生き生きとした少年」ではなく、「たった一人で生きていく少年」。


またしばらくこの曲が頭から離れそうにありませんわ・・・。
次回、おそれおおくもサイモンの詞を訳させていただきます!


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