Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

アメリカで初めて日本の味噌汁を売り出したジョエルのお話(続き)。

フリーズドライのお味噌汁をニューヨークで見つけました。フリーズドライのパウダー状の味噌が1パックずつ小分けになっていて、4つ入っています。



販売しているのは、Edward & Sons (エドワード&サンズ)という貿易会社です。
昨日は、ジョエルが味噌汁に出会うまでのいきさつを読みました。今日はその続きです。オリジナルは次のサイトにあります。



1977
Joel begins to see it as his duty to change this. He knows where he has to begin. Freeze-dried miso had been a life-saver during his travels and he misses it dearly. He reasons that others would also appreciate its convenient and flavorful nourishment if they had the chance to experience it. While visiting Japan to call on a candy business customer, Joel makes side-trips to visit miso producers and begins product development of instant miso soup.
ジョエルは、業界がインスタント食品に興味を持っていない状況を変えるのが自分のやるべき事だと考え始めました。どこから始めなければならないかを知っていました。フリーズドライの味噌は彼の長い旅の救いであり、彼は心からそれを手に入れたいと思ったのです。それを食するチャンスがあれば、みんなその便利さと香り高い栄養価を高く評価するだろうと彼は思ったのです。キャンディビジネスの顧客に会いに日本へ行ったのを機会に、ジョエルは味噌の生産者を訪ね、インスタント味噌汁の商品開発を依頼したのです。


Joel playing "Go" in Japan with the father of a supplier circa 1977.
(1977年頃、サプライヤーの父と日本で囲碁をするジョエル)


これがジョエル?生粋のベジタリアンなのはわかるけど、この人がアメリカの味噌汁の父・・・・?一緒に囲碁してるサプライヤーってどの会社の誰なんだろう?彼の名前が出てこないのです。。。(多分「永谷園」だと思います。1974年にフリーズドライ製法で「あさげ」を開発しています。)→永谷園「あさげ」のページ


1978


After a year of product development, the first production of instant miso soup arrives in NJ. Joel resigns his duties in the family candy business and puts all efforts into the new business, which he names after his father and brothers. Joel launches Edward & Sons Trading Company with the introduction of Instant Miso-Cup® soup mix, aligned with his mission to bring wholesome, vegetarian convenience foods to American consumers.
1年間の商品開発を経て、最初のインスタント味噌汁がニュージャージーに届きました。ジョエルはキャンディビジネスを辞め、新しいビジネスに全力を傾けました。会社の名前は彼の父と兄弟達にちなんでつけられました。ジョエルはエドワード&サンズ・トレーディングカンパニーを立ち上げ、インスタントミソカップスープミックスの販売を始めました。そこには、アメリカの人たちに健康的なベジタリアンの便利な食品を届けたいという彼の情熱が込められていました。





この当時のポスターに書いてある英語は、ほぼ今までの説明と同じですが、"DOMO"について、最後の一行でこのように述べています。


"Domo" is Japanese for "thank you".   The folks at Edward & Sons say "Domo, America, for welcoming MISO-CUP into your busy lives."
「どうも」というのは、日本語で「ありがとう」という意味ですエドワード&サンズで働くみんなが、「忙しい生活にミソカップを受け入れてくれて、どうも、アメリカ!」と言っています。


ジョエルの耳に何回も「ドーモ、ドーモ」という日本語が残ったんですね。


ジョエル、日本のお味噌汁をこんなに愛してくれて、どうも!!


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MisTy

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