ストランドで見つけた、"F" for Effort! という本は笑える。そして考えさせられる。
ニューヨークのマンハッタンにある、老舗書店、ストランドには面白い本がいっぱいあって、半日はそこで過ごせます。
今までのブログにも書いたように、ストランドが入っている建物は、ニューヨークの歴史的建造物に指定されることが決定し、現在オーナー側が訴訟を検討中です。
ストランドに行くと、本がなくなるはずはない、書店がなくなるはずはない、ということを実感できます。たくさんの本の中から、お気に入りの一冊を探し当てたときの喜びは、はじめから欲しい本をネットで注文するのとは全く違った発見と感動があるからです。それを求めて、必ずストランドに行くのです。
今回見つけた一冊はこれ。このシリーズは今までも何冊か出ましたが、人気があるのでしょう。次々に新しいシリーズが出ます。
中は、こんな感じで、学生のハンドライティングで、いわゆる「珍答」が書いてあるので、あっという間に読めます。そして笑えます。
次のカテゴリーは、高校生の"English"です。
上
「"timorous"(臆病な)と、"meander"(ブラブラ歩く)という単語を使って文を作れ」
という問題に。。。
↓
ティモラスは森に行き、ミアンダーは彼について行きました。
下
次の文の間違いを正せ。
"The girl were extraordinarily intelligent."
↓
The boy were extremely intelligent. と書いています。
もちろん、答えは"were"を"was"なのですが、大笑いした後で、この問題がとても素晴らしいと気付きます。
答えに色々な可能性が考えられるのです。
答えもひとつだけとは限りません。
"were"を"is"に直してもいいと思います。
どこが、どう間違っているのか、これのどこで笑えるのか生徒に考えさせるのも盛りあがりますよ。辞書を引いて単語を確認したり、友達と話し合ったりして発見する喜びを見つけます。「バカじゃん!」なんていいながら、楽しんで読みますよ。ハンドライティングなのも、リアルですし。また、自分のオススメのものを選ばせて、発表させてもいいですね。かなりたくさん読まないと、選べませんからリーティング力がつきます。
Englishラボ
MisTy
Englishラボには、先生たちの教材研究の場もあります。