コストコで英語を学ぶ。巨大シャンプー、山積みの衣類、シメはやっぱり・・・。
学校で実際は「英訳」をやっているのに、「英作文」というのは何か理由があったのでしょうか。。。以前は、英語で作文させていたけれど、いつの間にか「英訳」になっただけでしょうか?「英作文」なら、"English Composition"のはず。
英語で文を作るということは、かなりの文法力が必要だと思います。会話なら、身振り手振りや表情が助けてくれますが、実際に英語を書いてそれが正しく伝わるためには、細かい配慮、つまり文法の知識が必要です。
難しいから敬遠されがちな文法ですが、ビジネスやカジュアルなメールも含めて、文法の知識を持つことはとても大切なことです。
さて、コストコの逆英訳も今日で終わりにします。
引き続いてやってみたい方は、次のページでまだまだいっぱい材料が見つかりますよ。
答えを知るのが目的ではありません。実際自分の文がどう受け取られるのか知りたくなったら、先生やネイティブにチェックをしてもらいましょう。
では、始めます。
すぐ近くには巨大サイズの衛生用品がずらりと積みあがっています。コストコで何でも揃いますから、一年間ドラッグストアに行かなくて済みます。
⇓
Close by were rows upon rows of giant-sized toiletries. One stop at Costco and you won't have to go to a drugstore for a year.
"Close by were rows upon rows of giant-sized toiletries. "の文は、「倒置」の手法で書かれています。実際の主語は、"rows upon rows of giant-sized toiletries"の部分です。"close by"を前にもってくることで、主語と動詞(were)が逆になっています。これが倒置です。
「眼鏡売り場のすぐ近くに巨大シャンプーか!」の驚きが伝わってきます。
"rows upon rows"は特にイディオムではありませんが、たくさん列があって、それが上へ上へと積みあがっているイメージが伝わってきます。
"one stop"は、昨日ブログに書きましたが、「一か所でなんでも揃う」」という意味です。近頃日本でも郊外店が増えているので、そのうち、「ワンストップに行こう」という言い方が定着するかもしれません。。。( ´艸`)
店の真ん中には長いテーブルがあって、衣類が積みあがっています。男性用、女性用、子供用があります。
⇓
The middle of the store featured long tables piled high with stacks of clothing. There were options for men, women, and children.
"feature"という言葉も最近、カタカナで耳にするようになりました。「~を置いて人集めをする」といった感じを表すことができます。日本の「らっしゃ~い!らっしゃ~い!今日の目玉はこれだよ!」という感じ。(この売り場には呼び込みはいませんが・・・)
そして、10月か、12月かと思わせる芝生に置く飾りの数々。
⇓
And a selection of lawn decorations that made us wonder if it was October or December.
実は、この文は、文法的に言うと問題があります。
"and"は接続詞なので、"A and B"という書き方で使わなければなりません。カジュアルな内容の場合は、"And B"という書き方もありますが、正式な文の中ではやってはいけません。しかし、意図的に文学的、詩的な雰囲気を狙ってわざと文頭に大文字で持ってくるということはあります。"But B"もそうです。受験用にはお勧めできませんので、頭に入れておきましょう。
コストコの買い物巡りの最後の締めくくりは、フードコート。
⇓
A Costco shopping trip wouldn't be complete without a stop in the food court.
"not ~ without ....."は、「....なしで、~しない」→「~するときは必ず.....する」という表現で、英語構文の代表的なものとして、暗記させられますね。。。ここで使いましょう。
wouldは否定文で使うと、強い否定を表すことができます。
文法は使いながら覚えていくものです。色々な発見があって、自然に身につくはずです!
Englishラボ
MisTy