Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ホットドッグの元祖はネイサンズフェイマス。創業は100年以上前!

ハンバーガーとホットドッグはアメリカを代表する食べ物です。日本でいうなら、おにぎりといったところでしょうか。店名は"Nathan's"(ネイサンズ)で知られていますが、正式名は、Nathan's Famous"(ネイ"Nathan's Famous" ---サンズフェイマス)です。


「ネイサンズ」が、日本に進出したのは2003年です。
ところが、次のようにおよそ3年くらいで次々に閉店!
西友平塚店とアトレ品川店は不明ですが、レヴューの最後が10年以上前なので、多分閉店していると思います。


原宿店   → 閉店
日テレプラザ店  → 閉店
吉祥寺東急店  → 閉店
四街道店 → 閉店
西友平塚店
トレビアン/ネイサンズ千葉店 → 閉店
アトレ品川店


ということは・・・


あの、ニューヨークでのホットドッグ大食い選手権のホットドッグは、日本では食べられない!?


ホットドッグは、コストコで食べれば十分なのか・・・?


でも、ネイサンズの次のサイトの英語を読むと、食べたくなるはず!


https://nathansfamous.com/about-us/


THIS IS THE ORIGINAL
In 1916, Polish immigrant Nathan Handwerker started a nickel hot dog stand on Coney Island with a $300 loan from two friends and his wife’s secret spice recipe. Today, Nathan’s is the most famous hot dog in the world, with restaurants across the globe, products in every supermarket in America and millions of fans. And yes, the original Coney Island restaurant is still there at the corner of Surf and Stillwell – home of our annual Hot Dog Eating Contest.


1916年、ポーランド移民のネイサン・ハンドワーカーが二人の友達から3,000ドルの借金をし、彼の妻の秘密のレシピで(ニューヨークの)コニーアイランドにニッケル製のホットドッグスタンドをオープンさせました。現在、ネイサンズは世界で最も有名なホットドッグです。レストランは世界中にあり、アメリカではどのスーパーでも売っていて、何百万人ものファンがいます。そうです、元祖、コニーアイランド店は今もそこ(サーフアヴェニューとスティルウェルアヴェニューの角)にあります。そこが毎年恒例のホットドッグ大食いコンテストの開催地なのです。


これが創業当時のニッケル製のスタンド。1916年当時3百ドル。現在に換算すると、約$71,377(現在の相場では、約770万円ということになりますが、当時の価値がどのくらいになるのかわかりません。。。)


ポテトチップスは10セント
ミルクシェイクが6セント
ソーダが6セント
アイスクリームソーダが10セント


です。


1916年は、大正5年です。そのころからアメリカ人はホットドッグを食べ、ソーダやミルクシェイクをのんでいたのですね。。。


この写真に、"Hot Frankfurter"という文字が見えます。
"frankfurter"は、日本語で言う「フランクフルト」のことです。「フランクファーター」と読みます。創業者のネイサンが、ポーランド人なので、故郷の単語を使ったのでしょう。この写真は、ネイサンズのサイトに載っている歴史の一部ですが、次のような解説があります。


July 4, 1916
To settle an argument over who was the most patriotic legend has it that four immigrants held a hot dog eating contest at our famous Coney Island stand.
1916年7月4日(の様子)
誰が最も愛国心が強い英雄なのかという議論に決着をつけるために、4人の(ポーランド)移民が我々の有名なコニーアイランド(ホットドッグの)スタンドで食べ比べをしたと伝えられている。


この写真で、やっと現在のホットドッグ大食いコンテストの始まりの謎が解けました。当時のアメリカは、移民たちは故郷を懐かしんで同郷の者たちが集まって、故郷の味を楽しんでいたのでしょう。誰が一番故郷を想っているかをフランクフルトの食べ比べで競ったとはね。映画のワンシーンのようです。


現在のレストランです。マスタード色が目を引きます。
ロゴが100年以上も同じとはね!



次の動画を見たら、きっとホットドッグが食べたくなるはず。
コニーアイランドの雰囲気もわかるし、みんな楽しそうでこっちも笑顔になれる動画です。
英語の字幕がついているので、ちょっとなまりのある英語が出てくるけど、読めば分かる。(英語の字幕が出てこなかったら、画面設定で、字幕を「オン」にしてね。)


どうして、日本人の中に浸透しないのかなあ。サブウェイもなじんでないよね。。。ホットドッグは、屋台とか露店とか、ニューヨークみたいに車やキオスクみたいな感じなら、売れると思うけどな。お祭りなんかでは必ずフランクフルト(英語では、"frank"だけでOKです。) はあるでしょ。コストコのホットドッグで充分なのか・・・?


 




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