Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨークでデルタ株はどれだけ広がっているのか。

現在恐れられている、新型コロナウィルスの変異株(デルタ株)は、イギリスで急激に感染を広げているようです。


現在、市全体が通常に戻れる状態になったニューヨークですが、いつこの変異株が猛威をふるうようになるかが大きな懸念となっています。市のホームページでは、この変異株について現在わかっていることを公表していたので、今日はそれを読みます。


こちらになります。
    ⇩  


上のサイトから、


Latest Data Summary


をクリックすると、以前ブログでもとりあげた、新型コロナウィルス(COVID-19)
についてのあらゆる情報が、グラフや表で示されています。


グラフを見ると、6月13日で、直近7日間の感染者数は一日平均199人です。ずっとこのレベルで横ばいなのがわかります。死者数は一日平均5人です。


最近は、変異株の情報が載るようになりました。
こちらです。
  ⇩


今日のブログでは、ニューヨークシティで、変異株(特に現在警戒されているデルタ株)について、どのように伝えられているかを見ます。


New Variants/Strains
The data on this page show how variants of the virus that causes COVID-19 are spreading in NYC. Variants are versions of the virus with certain sets of mutations. Some variants may result in a COVID-19 infection that is easier to spread, more severe or able to avoid antibodies from vaccines or previous infections.


新変異株
このページのデータは新型コロナウィルス感染症を引き起こすウィルスの変異株がどのようにニューヨークシティに感染を拡大しているのかを示しています。変異株はある一連の突然変異をしたウィルスの一種です。いくつかの変異株は従来のものより拡大しやすく、よりひどく、またワクチンや以前の感染でできた抗体が効かないものかもしれません。


There are not enough data to draw firm conclusions yet about some of the properties of these variants. The Health Department will continue to investigate whether they are more likely to cause reinfections, increase disease severity or reduce the immunity from vaccine or previous infection.


こうした変異株の特性についてはまだ確実なことを示すデータが充分ではありません。健康局はこれらが再感染の原因になる可能性が強いのか、病状の悪化の程度が増大するのか、ワクチンや以前の感染によって出来た免疫力を弱めるのかについて調査を続けています。


Types of Variants      変異株のタイプ
The CDC classifies some variants as:


CDC(防疫センター)はいくつかの変異株を次のように分類しています。


Variants of Interest: These have genetic markers that have been associated with higher risks of transmission, reinfection or severe illness, as well as reduced vaccine effectiveness.


要警戒変異株:これらはワクチンの効力をさげるばかりでなく、伝染、再感染、病状の悪化を引き起こす従来型より高いリスクと関係していた遺伝子マーカーを持っています。


Variants of Concern: There is evidence these are more likely to spread, cause reinfection or cause severe illness, as well as reduce vaccine effectiveness.


要注意変異株:ワクチンの効果を下げるばかりでなく、広がりやすく再感染を引き起こし、あるいは病状を重症化させる確率がより高いという証拠があります。


Variants of High Consequence: There is clear evidence that existing prevention tactics, including vaccination, are less effective against these variants.


重大な被害をもたらす変異株:ワクチンを含む現在の予防法ではこうした変異株に対する効果が低いという明かな証拠があります。


The table below shows variants that have been observed in New York City, and their classification. Currently, B.1.1.7 and B.1.526 are the most widespread variants in the city. We are also closely monitoring P.1 and B.1.617.2, which have been spreading rapidly in the U.S. and other countries.


下の表はニューヨーク市で見つかった変異株とその分類を示しています。 B.1.1.7 と B.1.526がニューヨークシティにもっとも広がっている変異株です。我々はP.1 と B.1.617.2
にもしっかりとモニタリングしています。これらは合衆国と他の国で急激に広がっているものです。



この表によると、デルタ株は、"Variant of Concern"に分類されており、過去4週間で検査を受けた人の4.9%がこのタイプのウィルスに感染していたということが分かります。


次のポスターは今年1月中旬に、合衆国で変異株が見つかったときの注意喚起のポスターです。



デルタ株、要警戒ですね。
ニューヨークは今、ほぼ全面的に規制が解除になっていますが、変異株への警戒は続いています。全米で60万人を亡くしていますから。。。いくらオリンピックが開催されたとしても、スポーツバーでアルコール片手に、熱狂する気にはならないでしょう。コロナでなくなった地下鉄職員の写真を構内に掲げて、哀悼の意を示すニューヨークでは特にね。。。



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