Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

イベントに多くの人出。感染率が上昇傾向。NYCのデータからわかること。

前回は独立記念日に打ち上げられる花火について、旅行会社のサイトの記事を読みました
が、そこでは新型コロナウィルス感染の対策のことには触れていませんでした。


ニューヨークでは、クオモ州知事が6月24日、ニューヨーク州の非常事態に終止符を打ち、再開を宣言し、(⇒こちらに内容があります。)一部を除いてマスクなしでの外出もでき、ソーシャルディスタンスィングも守らなくてよくなりました。でも、市長はまだ警戒しなければならないと言っています。


花火の打ち上げは30分だけですが、相当多くの人が見に行くことが想定され、やはりコロナ対策はしたほうがいいというアドバイスがあると思ったのですが・・・。


大手デパートのMaycy's(メイシーズ)の主催ということもあり、ニューヨーク市のページには、イベントの紹介とマップ、画像(ニューヨーク市のHPより)しかありませんでした。




TRAVEL + LEISURE という旅行サイトには次のように書かれていました。(抜粋です。)


The celebration comes weeks after New York lifted most COVID-19-related restrictions, including eliminating capacity restrictions at bars and restaurants.


ニューヨークでは、バーやレストランでの収容人数制限の解除を含め、ほとんどの新型コロナウィルス感染関連の制限が解除されて数週間たち、(独立記念日の)お祝いができます。


Macy's isn't alone in bringing fireworks back in time for the Fourth of July this year. Fireworks resumed at Disney World on July 1 and will resume at Disneyland on July 4.


メイシーズ(花火のスポンサーの大手デパート)だけが今年の7月4日の花火の再開に間に合ったのではありません。ディズニーワールドでは、7月1日に花火が再開しましたし、7月4日にもやります。


ニューヨークでは、州知事が6月24日に非常事態宣言を解除し、市民は日常を取り戻したのですが、すぐに元通りになったわけではありません。市長のデブラシオは、解除はされたけれど、「後は自分で考えてね、僕はマスクつけるよ。」といったスタンスでした。市民は1年半もの自粛生活が解かれ、開放的な気分になっています。ワクチンの接種は進んでいるとはいえ、接種を終えている人は55%ほどです。(下に表があります。)


ニューヨーク市は、連日市のホームページで、新型コロナウィルスの詳しいデータ情報を公表しています。
  ⇩
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data.page


このページの"Latest Data Summary"によると、


7月6日の時点で"Confirmed Case 7days average"(確定7日間平均の感染者数)は、
153人になっています。"Trend"評価は、"Increasing"(増加)。


さらに、変異株についてのデータが記載されているページもあります。
   ⇩
https://www1.nyc.gov/site/doh/covid/covid-19-data-variants.page


このページを見ると、


陽性の人の約3割がアルファ株(従来の株)、約17%がデルタ株、約9%がガンマ株、この3種類が現在警戒株です。その他に注意する株としてロタ(lota)株、エタ(Eta)株も要注意株になっています。(株の名前は、分かりやすく区別できるようにWHOが名付けたもの---WHO name---です。)


そして、次のように書かれています。


The CDC classifies some variants as:
CDC(防疫センター)は変異株を次のように分類しています。


Variants of Interest: These have genetic markers that have been associated with higher risks of transmission, reinfection or severe illness, as well as reduced vaccine effectiveness.


要注意株:これらはワクチンの効力を弱めるばかりでなく、感染や再感染、重症化のリスクがより高いことと関係がある遺伝子マーカーを持っているものです。


Variants of Concern: There is evidence these are more likely to spread, cause reinfection or cause severe illness, as well as reduce vaccine effectiveness.


警戒すべき変異株:より広がり安く、ワクチンの効力を弱めるばかりでなく、再感染や病状の重症化の原因となるという証明があります。


Variants of High Consequence: There is clear evidence that existing prevention tactics, including vaccination, are less effective against these variants.


警告レベルの変異株:ワクチンを含む、現在の予防策がこの変異株には効力が弱いとはっきりとした証明があります。


ニューヨークには、現在警告レベルの変異株("Variants of High Consequence")はありません。


しかし、アルファ株、デルタ株、ガンマ株は要注意株の範疇に入っています。


次の表は7月6日の市の発表によるものです。パーセントは最近4週間の結果です。



ニューヨークシティのみのワクチン接種率は次のように公表されています。(7月6日付です。)


市全体では、少なくとも1回接種した人は57%になっていますが、成人だけだと、68
%でした。




Mail Onlineで公開されている当日の様子の画像です。かなりの人出です。
   ⇓
https://www.dailymail.co.uk/news/article-3674500/A-million-New-York-watch-Macy-s-Fourth-July-fireworks.html



コニーアイランドでは、同じ日に毎年恒例の「ホットドッグ大食い大会」も開催されました。
画像は、New York Daily Newsからです。


                   
10分間で76本のホットドッグを食べた!



こちらでも、この盛り上がり!



以前は日本人が優勝していましたね。。。
去年のようすはこちらで書きました。
   ⇩
ニューヨークで行われたホットドッグ大食い選手権。優勝者はいくつ食べたのか?


ニューヨークの元気が戻ってよかった。。。でも・・・。重犯罪も増えてるし・・・。嫌な予感がします・・・。


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