メトロポリタン美術館の屋上に現われた世界！第二弾！全体がひとつのアート！

2022/06/04 19:00

昨日のルーフガーデンの作品が、あまりにスケールが大きくて度肝を抜かれた感じでしたので、続いて載せることにしました。

どうぞ！

原文画像はこちらからですが、画像は他のサイトからのものもあります。（リンクが貼ってあります。）

Adrián Villar Rojas - The Theater of Disappearance
消滅の劇場　（エイドリアン・ヴィラー・ロハス作）

The same year as Bhabha, the Argentinian artist known for his large-scale installations, Adrián Villar Rojas, was invited to create a new installation for The Met’s Iris and B. Gerald Cantor Roof Garden. She released a total of 16 sculptures that combine human figures with replicas of nearly one hundred objects from the Museum’s collection, as well as an extension of the existing pergola, new plantings, public furniture, and a newly designed bar.

バーバと同じ年、大規模なオブジェで知られるアルゼンチン人アーティスト、エイドリアン・ヴィラール・ロハスは、メトロポリタン美術館のアイリス＆B・ジェラルド・カントール・ルーフガーデンのために新しいオブジェの制作に招聘されました。彼女は、人物像と美術館が所蔵する約100点のオブジェのレプリカを組み合わせた計16点の彫刻をはじめ、既存のパーゴストリートファニチャー、新しくデザインしたバーなどを発表しました。

urdesignというサイトにも画像があります。こちらです。

Cornelia Parker - Transitional Object (PsychoBarn)
移り変わるもの（サイコバーン）（コーネリア・パーカー作）

In 2016, the acclaimed British artist Cornelia Parker was invited to produce a new work for the Roof Garden. Titled Transitional Object (PsychoBarn), this large-scale sculpture nearly 30 feet high was inspired by Edward Hopper’s paintings of and two emblems of American architecture such as the classic red barn and the Bates family’s sinister mansion from Alfred Hitchcock’s 1960 film Psycho.

2016年、高名な英国人アーティストであるコーネリア・パーカーが、ルーフガーデンの新作を制作するために招聘されました。「移りゆくもの---Transitional Object (サイコバーンPsychoBarn)」と題されたこの高さ約30フィートの大型オブジェは、アメリカ建築を描いたエドワード・ホッパーの絵画と、アルフレッド・ヒッチコックの1960年の映画『サイコ』に登場する古典的な赤い納屋とベイツ家の不吉な屋敷といったアメリカ建築の代表的存在である2つの作品からヒントを受けて制作されたものです。

The sculpture is infused by the psychoanalytic theory of transitional objects used by children to help negotiate their self-identity as separate from their parents.

このオブジェには、子供が親から離れて自己を確立するために使用する移行オブジェクトという精神分析学の理論が取り入れられています。

Dan Graham with Günther Vogt - Hedge Two-Way Mirror Walkabout
生け垣とマジックミラーのある散歩道（ダン・グラハム作---協力ギュンサー・フォークト）

This Roof Garden commission was made by the famous American artist Dan Graham in collaboration with the Swiss landscape architect Günther Vogt. The concave-convex glass structure that is part modernist skyscraper façade, part garden maze, located within a specially engineered terrain, creates a visually compelling environment for visitors.

このルーフガーデンの委託作品は、アメリカの著名なアーティスト、ダン・グラハムとスイスの造園家ギュンター・フォクトのコラボレーションによって創作されました。凹面と凸面からなるガラス構造は、モダンな超高層ビルの正面玄関とも見えるし、庭園の迷路とも見えるもので、特別に設計された設えの中に置かれています。そして、訪れる者の視覚に強く訴える空間を作り出しています。

Graham is one of the leading proponents of Minimal art, known for his fascination with architecture and the way structures frame the public space. With this work, the artist recalled the pavilions of 17th- and 18th-century formal gardens, architectural fantasies inspired by classical antiquity, but also forms and materials of glass facades of modern office towers.

グラハムはミニマルアートの代表的な推進者の一人であり、建築や構造物が公共空間を構成する有様に強い興味を持っていることで知られています。この作品では、17～18世紀のフォーマルガーデンのパビリオンや、古代遺跡からヒントを得た建築のファンタジー、さらには現代のオフィスタワーのガラスのファサードの形や素材を連想させるでしょう。