Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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世界的に有名な芸術家の作品が無料で見られる場所はこちら!

昨日の続きになります。(原文、画像はuntapped New Yorkからです。こちらです。)


地下鉄に展示されている芸術家の5人のうちの、もう一人は草間彌生さんでした。現在94歳だそうです。ご存じの方も多いと思いますが、もう70年以上ニューヨークで活躍されている、日本出身の芸術家です。


3. Yayoi Kusama
草間彌生



Yayoi Kusama, another alum of the Art Students League, began exhibiting her work in New York way back in the 1950s. She debuted one of her most popular pieces, Infinity Mirror Room, in 1965. She would reiterate this installation in New York City multiple times with great success, most recently in 2013, 2017, and 2023. Renowned for her polka-dot-covered sculptures and paintings, Kusama’s first permanent underground work can be found at Grand Central Madison, on the Madison Concourse between 46th and 47th streets.


同じくアート・スチューデンツ・リーグ出身の草間彌生は、はるか昔1950年代にニューヨークで作品を発表し始めました。彼女の最も人気のある作品のひとつ、『インフィニティ・ミラー・ルーム』は1965年に初めて発表されました。このインスタレーションは、何度もニューヨークで再展示され、大成功を収めました。最近では2013年、2017年、2023年に展示されています。水玉模様の彫刻や絵画で有名な草間初の地下常設作品は、46丁目と47丁目の間のマディソン・コンコースにあるグランド・セントラル・マディソンで見ることができます。


Titled, A Message of Love, Directly from My Heart unto the Universe, this frenetic mosaic stretches 120 feet wide and 7 feet tall. As you walk along the length of the installation, you’ll notice abstract and figurative images that look like faces, the sun, or even microscopic cells. They are meant to evoke themes of Love, universe, and peace. In a poem that accompanies the mural, Kusama writes, “May you all experience the true beauty of loving humanity./Human life is beautiful./My wish is to deliver this vision, with all that is in my life, to the people of New York.”


『 A Message of Love, Directly from My Heart unto the Universe(宇宙へ直接届ける私の心からの愛のメッセージ)』という題の、この熱狂的なモザイク作品は、幅120フィート、高さ7フィートあります。このインスタレーションに沿って歩くと、顔や太陽、あるいは微細な細胞のように見える抽象的あるいは具象的なイメージに気づくでしょう。これらは、愛、宇宙、平和というテーマを想起させます。この壁画に添えられた詩の中で、草間は次のように書いています。「人間を愛することの真の美しさを皆さんが体験できますように。/人間の命は美しい。/私の願いは、私の人生のすべてをかけて、このビジョンをニューヨークの人々に届けることです。」


(次の画像はMTAのサイトからで、作品の一部です。)





4. Milton Glaser
ミルトン・グレイザー




Milton Glaser is most famous for creating the iconic “I ♥ NY” logo. The design was made for a tourism campaign in 1977. Beyond the wild success of this logo, Glaser was a prolific graphic designer who was the first to be awarded the National Medal of the Arts. He’s also no stranger to creating art in the subway. In 2017 he designed a series of posters for the School of Visual Art’s (SVA) “Underground Images” ad campaign. A permanent work by Glaser can be found at the Astor Place (6) station.


ミルトン・グレーザーは、象徴的な「I ♥ NY」のロゴを作ったことで最も有名です。このデザインは1977年に観光キャンペーンのために制作されました。このロゴが大成功を収めただけでなく、グレイザーは多作なグラフィックデザイナーであり、芸術勲章を授与された最初の人物でもあります。彼はまた、地下鉄の中でアートを創作した経験も豊富です。2017年、彼はスクール・オブ・ヴィジュアル・アート(SVA)の広告キャンペーン「Underground Images」のポスターシリーズをデザインしました。アスタープレイス(6系統)駅では、グレーザーによる常設作品を見ることができます。


Untitled, is a series of geometric patterns in colors and shapes that reinterpret the original decorative elements of the station. The puzzle-like patterns pay homage to the station’s historic terra cotta tiles featuring a symbol of the Astor family, the beaver on which their wealth was founded.


「無題」のこの作品は、この駅のオリジナルの装飾要素を再解釈した色と形の幾何学模様のシリーズです。パズルのような模様は、富を築き上げたアスター家のシンボルであり、彼らの財の基となったビーバーをかたどったこの駅の歴史的なテラコッタタイルに対して敬意を表したものです。


😀 地下鉄の駅に、Astor PL. (アスタープレイス駅)という駅があり、ビーバーのテラコッタタイルがあります。ドイツから来たアスター家はハドソン川にいるビーバーの毛皮で財を成したのだそうです。(こちらを参照しました。)





😀ミルトンのこのデザインは、日本でもよく知られていますね。



(これらの画像はこちらからです。Momaに現物があります。)




5. Philip Johnson
フィリップ・ジョンソン



The designs of architect Philip Johnson can be seen in many places throughout New York City above ground, but below the streets, there is one example of his work. A figure of the Modern and Post-Modern architect, Johnson is famous for designing Manhattan’s 550 Madison, the Seagram Building with Mies Van Der Rohe, additions to the Museum of Modern Art, and the David A. Koch Theater at Lincoln Center. He also designed the New York State Pavilion for the 1964 World’s Fair in Queens.


建築家フィリップ・ジョンソンのデザインは、地上ではニューヨークのあちこちで見ることができますが、地下鉄の構内にも彼の作品があります。モダンとポストモダンを代表する建築家であるジョンソンは、マンハッタンのマディソン550番地、ミース・ファン・デル・ローエとの共作であるシーグラム・ビル、近代美術館の増築、リンカーン・センターのデビッド・A・コッホ劇場の設計で有名です。また、1964年にクイーンズで開催された万国博覧会のニューヨーク州パビリオンも設計しました。


(画像はこちらからです。)


His permanent subway fixture is an orange-clad, mid-century platform at 49th Street ( N/Q/R/W) station. In the 1970s, Johnson was hired by the Transit Authority to make this station more hospitable and visually appealing for riders. Johnson chose to cover the walls in orange glazed brick instead of white subway tiles, install a terrazzo floor, remove columns for a more open feel, and add floating benches. 


彼の地下鉄の常設作品は、地下鉄49丁目(N/Q/R/W線)駅にあるミッドセンチュリー調のオレンジ色のホームです。1970年代、ジョンソンは交通局から依頼を受け、この駅を利用客にとってより快適で、視覚的に魅力的なものにしました。ジョンソンは、白い地下鉄タイルの代わりにオレンジ色の釉薬レンガで壁を覆い、テラゾーの床を設置し、より開放的な雰囲気のために柱を取り除き、フローティングベンチを追加しました。




ニューヨークでの移動はタクシーでなく、地下鉄ですよ!時間の節約でタクシーに乗るのは、結果的に時間の節約にはならず、しかも多くの価値のあるものを見逃すことになってしまいます。( ´艸`)


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