Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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ニューヨークの給付金申請を見る。日本の申請は簡単で良かった?

新型コロナウィルスの影響を受けた人たちに対する、支援金や助成金、給付金をめぐって、様々な意見が飛び交っている日本ですが、ニューヨークでも様々な形で支援金が給付され、国からのもの、自治体からのもの、その他の組織からのものと様々です。


このブログで全てをとりあげることはできませんので、公的な支援に絞って見ています。昨日の中小企業に対するニューヨーク州の支援は、「ローン」という形でした。3種類あって、申請も別々に行ない、条件もあります。申請だけでもなかなか大変そうだなという印象を受けました。


今日は、一般の人に対する給付金です。日本では、子供から大人まで申請すれば一人につき10万円が給付されました。富裕層でも貧困層でも申請さえすれば受け取れるものです。多分ニューヨークはそうではないでしょう。


  (画像はこちらからです。)


こちらを見ます。
  ↓
https://access.nyc.gov/programs/economic-impact-payments/


1. How it Works     仕組み
Adults and families with work-eligible social security numbers (SSN) can receive economic impact payments from the Internal Revenue Service (IRS) through the Consolidated Appropriations Act of 2021 and the Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security (CARES) Act. Some mixed-status families are eligible. The IRS issues a direct deposit, check, or debit card.
就労できる社会保障番号(SSN)を持っている成人と世帯は、2021年度総合支出法とコロナウィルス援助・緩和・経済保障法により、国税庁(IRS)から帯は経済支援金を受け取ることができます。SSNの保有者と非保有者が混在している世帯も受けられる場合があります。給付金は直接通帳や、小切手、あるいはデビットカードに入ります。


Payments from the Consolidated Appropriations Act of 2021
2021年総合支出法からの給付金


★ You must have a Social Security number (SSN) to receive a payment.
給付金を受け取るためには社会保障番号(SSN)が必要です。


○ Households where one spouse has an SSN and the other spouse does not are eligible to receive $600, plus an additional $600 for each dependent with an SSN under age 17.
夫婦どちらかがSSNを持っていて、もう一人は持っていない世帯は600ドルが支給されます。それに加えて17歳未満の扶養家族でSSNを持っている人、一人につき、600ドルが支給されます。


○ Households where both spouses do not have work-eligible SSN are not eligible even if their dependent has an SSN.
夫婦がどちらも就労できるSSNを持っていない家庭の場合は、たとえ扶養している子供がいて、SSNを持っていたとしても給付金は受け取れません。



Payments from the CARES Act
ケアーズ法からの給付金


The IRS provided payment for most qualifying households as a direct deposit during the summer and fall of 2020. Most people received their payments as a direct deposit from the IRS.
IRSはほとんどの該当世帯に、2020年の夏~秋にかけて銀行口座振り込みで給付金を支給しました。ほとんどの人が口座振り込みで給付金を受け取りました。


You must have a Social Security number (SSN) to receive a payment. As a result of the retroactive policy change through the Consolidated Appropriations Act of 2021, some mixed-status families are now eligible.
給付金を受け取るには社会保障番号(SSN)が必要です。2021年の総合支出法で遡及条件の変更により、SSNの保有者と非保有者が混在している世帯も受け取れる場合があります。


○ Households where one spouse has an SSN and the other spouse does not are eligible to receive $600, plus an additional $600 for each dependent with an SSN under age 17.
夫婦どちらかがSSNを持っていて、もう一人は持っていない世帯は600ドルが支給されます。それに加えて17歳未満の扶養家族でSSNを持っている人、一人につき、600ドルが支給されます。


○ Households where both spouses do not have work-eligible SSN are not eligible even if their dependent has an SSN.
夫婦がどちらも就労できるSSNを持っていない家庭の場合は、たとえ扶養している子供がいて、SSNを持っていたとしても給付金は受け取れません。


★ If you did not receive a payment or are affected by the policy change above, you may be eligible for the Recovery Rebate Credit when you file a 2020 tax return.
上給付金を受け取っていなかったり、上記の条件の変更により受け取れるようになったりした場合、2020年度の税金の払い戻しを届け出ればリカバリー・割り戻し控除の対象になるかもしれません。


○ The credit can be claimed on Form 1040 or Form 1040-SR.
控除はフォーム1040か1040-SRで請求できます。




アメリカの社会では、SSN(社会保障番号)を持っているということがいかに大切なことなのかが分かります。当たり前のことですが、納税者でないと給付金は受け取れないということです。
日本は国民年金制度があり、ほとんどの国民が多額の税金を払っています。その税金の使い道は国民の納得するものでなければなりません。新型コロナ関連で、税金がどう使われているのか常に目を光らせていようと思います。



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