Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

一緒にライブラリー・ウェイ(Library Way)を歩きましょう!

次の画像は、ニューヨーク、マンハッタンにある、ニューヨーク公共図書館(New York Public Library)正面です。ブライアントパークの隣に位置し、ミッドタウンのランドマークになっている建物です。


右手の街灯にご注目を。



もう少し寄ってみますね。


Library Way


と書いてあるのが分かりますか?



もっと近くに行ってみよう!



五番街から入ります。横町って感じの通りなのです。



五番街のような華やかさはなく・・・。


でも!


ただの「図書館通り」ではありません!


すごいんです!
これが・・・。



金属製のプラークです!
一枚一枚デザインもイラストも、英文もすべて違うものが、ずーっと続いているのです。


まずは、上の画像の一番下にあるプラークを拡大してみます。



左上
The New York Public Library        ニューヨーク公共図書館


右上
Grand Central Partnership      グランドセントラル・パートナーシップ


中央
Library Walk
A celebration of the world's great literature,
brought to you by the Grand Central Partnership and The New York Public Library.
Sculptor: Gregg LeFevre.  1998
ライブラリー・ウォークは・・・
世界の偉大な文学を讃えて
グランドセントラル・パートナーシップとニューヨーク公共図書館があなたに送るものです。
彫刻家・グレッグ・ルフェーブル  1998年


上のタイルに引き続いて、次のプラークはこれ。



ただのはめ込みタイルじゃない!
一枚一枚が芸術作品!


英語を書き写します。


poetry....


A poem doesn't do everything for you.  
You are supposed to go on with your thinking.  
You are supposed to enrich the other person's poem with your extensions, your uniquely personal understandings, thus making the poem serve you. 
--- Gwendolyn Brooks (1917- ), "Song of Winnie"


詩というもの・・・
一編の詩はあなたのために何でもしてくれるわけじゃない。
あなたはあなたの道を進む。そして、
あなたのそばにいる人の詩に自分の個性あふれる詩を重ねて、豊かなものにしよう。
そうすれば、その詩があなたのために何かしてくれる。
---グウェンドリン・ブルックス(1917- )   ソング・オブ・ウィニーより


MisTyの解釈で日本語にしています。
訳は気にせず、英語を読んで、自分で感じたままを受け取ってくだされば有り難いです。


これらのタイルは、芸術品なので、とても踏んで通る気持ちになりません。
次は・・・



When you are old and grey and full of sleep,
And nodding by the fire, take down this book,
And slowly read, and dream of the soft look 
Your eyes had once, and of their shadows deep;
How many loved your moments of glad grace, 
And loved your beauty with love false or true
But one man loved the pilgrim soul in you,
And loved the sorrows of your changing face;
--- William Butler Yeats (1865 - 1939), From "When You are Old"


年をとって白髪になり、眠ることが多くなり、
暖炉のそばでウトウトするようになったら
この本を棚から取り出して、ゆっくり読んで、夢を見ることにしよう
君の彫深い目から放たれる柔らかいまなざしを
あの頃の君の優雅な振る舞いに何人の男達が惹かれたことだろう
君の美しさに注がれる愛は偽りの愛もあっただろう、真実の愛もあっただろう
でも君の中の純粋な魂を愛したのは僕だけだった
君の変わりゆく顔にうつる悲しみを愛したのも僕だけだった
--- ウィリアム・バトラー・イェーツ(1865 - 1935)   「年老いたら」より


またまたMisTyの解釈で日本語にしています。


実はこの詩は、あと少し続きがあります。(コロンがありますものね。。。)


それは次のようなものでした。


And bending down beside the glowing bars,
Murmur, a little sadly, how Love fled
And paced upon the mountains overhead
And hid his face among a crowd of stars.

燃え盛る薪のそばにひざをついて
悲しげにつぶやくのだ。あの時の気持ちはなぜなくなってしまったのか・・・
一歩一歩山を登って、空一杯の星の中にその姿を隠してしまったのか・・・


MisTyは若い頃の情熱的な気持ちが年々失われていく「老い」を嘆いた詩だと解釈しています。作者の感情は、読む人それぞれの気持ちでとらえてくださいね。。。


Englishラボ
MisTy

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