ハドソン川を見守る、小さな赤い灯台。

2021/12/06 19:00

ニューヨーク市は水辺が多いので、橋も多く、灯台もあります。灯台のイメージは普通海を照らす大きなものですが、ニューヨークの灯台は川の安全な走行を目的に建設されているので小さいのです。ルーズベルト島にある灯台のことはこちらで書きました。

ニューヨークから出発するカナダ国境までのサイクリングを紹介した中で、出てきたのがこちらの、小さな赤い灯台です。
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マンハッタンからカナダ国境まで、サイクリングしましょう。

以下、"Untapped New York"からのものです。

The Little Red Lighthouse is a cute reminder of NYC’s past
ニューヨーク市の過去を思い出させてくれる可愛い「小さな赤い灯台」

NICOLE SARANIERO

The Little Red Lighthouse, made popular by the 1942 children’s book The Little Red Lighthouse and the Great Gray Bridge, is a small lighthouse in Fort Washington Park easily accessible from the center of Hudson Heights. The lighthouse sits underneath the George Washington Bridge on Jeffrey’s Hook, which served as a crossing point for Native American mariners at the narrowest part of the Hudson. The lighthouse began as a red pole hung out over the river, and a light was added to the pole in 1889 to avoid traffic accidents.

「小さな赤い灯台とグレイト・グレイブリッジ(The Little Red Lighthouse and the Great Gray Bridge)」は、1942年に出版された児童書で、その中で有名になった「小さな赤い灯台」は、ハドソンハイツの中心部から簡単に行くことのできるフォート・ワシントン・パークの中にあります。灯台はジョージ・ワシントン・ブリッジの下、ハドソン川の最も狭い部分でネイティブ・アメリカンの船乗りたちの横断ポイントとなっていたジェフリーズ・フックに設置されています。灯台は、始めは川の上に吊るされた赤いポールでしたが、往来の事故を避けるために1889年にポールにライトが追加されました。

The lighthouse was reconstructed in 1921 by the United States Lighthouse Establishment, and it used to be operated by a part-time lighthouse keeper. Yet as construction on the George Washington Bridge continued, the lighthouse was rendered virtually obsolete, and it was decommissioned and almost auctioned off. Local residents though advocated for its preservation, and it was deeded to the NYC Department of Parks and Recreation in 1951. The children’s book ends by encouraging readers to “see for yourself” the lighthouse next to the bridge, and visitors can get up close to the architectural gem (and sometimes go inside it).

この灯台は、1921年に米国灯台協会によって再建され、パートタイムの灯台守が管理していました。しかし、ジョージ・ワシントン・ブリッジの建設が進むにつれ、この灯台はほとんど事実上いらなくなり、閉鎖されてもう少しでオークションにかけられそうになりました。しかし、地元の人々が保存を訴え、1951年にニューヨーク市公園・レクリエーション局に譲渡されました。この絵本の最後には、橋の隣にある灯台を「自分の目で見てみよう」と書かれており、訪れた人はこの貴重な建築物を間近で見ることができます。（時には中に入ることもできますよ。）