ニューヨーク市、DHS (ホームレス救済局)の記事から学ぶ"never"の表現。
29日のニューヨーク市の広報、DHS (ホームレス救済局)の記事の中で、職員が何回もホームレスと接して、手を差し伸べて(Outreach)いくという流れで、職員の言葉の中に、
"It's not easy, but changing lives never is. ......"という部分がありました。この後半です。
"never"の位置に注目。副詞の位置は比較的自由なところがありますが、be動詞があればその後ろに置くことが一般的です。I'm always busy. のように。
"never"は副詞です。しかし、
Never など否定語が文頭に出ると、
Never have I seen such an interesting movie.
そんな面白い映画を今まで一度も見たことがない。
のように後ろが、疑問文のときと同じ形に倒置します。
昨日の"not until~"は、強調構文の中にある形でしたが、これを文頭に持ってきても同様です。
Not until yesterday did I know that. 昨日になってはじめてそれを知った。
しかし、Changing lives never is. はその形ではありません。
実は、これは、前にIt's not easy, という否定の形があることが決め手なんです。
会話で、 "He is right. NO! he is not right. He never is!" と言います。
「彼の言う通りよ。いいえやっぱり違う! 彼は間違ってる。絶対にね!」といった具合です。
I'm not a lier! I never am! 私は嘘つきじゃない!絶対に!
I won't do it! I never will! 絶対やりません、二度と!
とか、前が否定のときです。
このフレーズは、It's not easy, but changing lives never is. と主語は違いますが、同じパターンで、
「(何回も手を差し伸べ続けるのは)容易ではありません。でも、人生を変えることは本当に容易なことではないんです。」
となります。
HOME STATのチーム (DHSのホームページより)
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