Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

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この製品はなぜ「失敗作」なのか?「失敗の博物館」で考えてみよう。

スウェーデンのヘルシンボルクにある、「The Museum of Failure」(失敗の博物館)は、その展示品を世界のあちこちで巡回展示しています。ニューヨークにもやってきて、現在公開中です。なぜ失敗作となったのかを考えることで、成功につなげることができる、まさに、「失敗は成功の元」を展示しています。


今日の記事は原文、画像とものこちらからです。(3月8日の記事です。展示はすでに現在公開中です。)


どこがいけなかったのか、考えてみてください。


The Museum of Failure exhibit is coming to Brooklyn
「失敗の博物館」がブルックリンにやってくる
BY AARON GINSBURG



(ソニーのウォークマンの生みの親ではありません。確かに外で音楽を聴けるのですが・・・(^_^))


A new exhibit in Sunset Park gives an opportunity to learn about some of the biggest failures of the biggest companies. Located in Industry City, the Museum of Failure offers New Yorkers a close look at more than 130 “epic fails” by giant global corporations, including Coca-Cola, Google, and Nokia, with the intention of teaching visitors the importance of learning from your mistakes. Presented by SEE Attractions, the exhibit will be open from March 17 until May 14.


サンセットパークで開催される新しい展示会では、大企業の大失敗を学ぶことができます。「失敗の博物館」は、(ニューヨークの)インダストリー・シティで開かれ、コカ・コーラ、グーグル、ノキアなどの巨大グローバル企業による130以上の「壮大な失敗」をニューヨーク市民に間近で見てもらい、失敗から学ぶことの重要性を伝えることを目的としています。「SEEアトラクションズ」が提供するこの展示は、3月17日から5月14日まで開催される予定です。


(この製品は、操作しにくかった理由は何でしょう?)



(いくら、"crystal"とか"new"と書かれていても、中身がこれではただの水にしか見えない。。。)



Curated by psychologist and innovation researcher Dr. Samuel West, the exhibit includes items spanning from the 17th century to the modern day, including famous failures like Coke II and the 1958 Ford Edsel.


心理学者でイノベーション研究者のサミュエル・ウェスト博士が指揮したこの展示では、コーラIIや1958年のフォード・エドセルといった有名な失敗作を含む、17世紀から現代に至る製品が展示されています。


Visitors will learn about lesser-known products from history’s most successful businesses, giving insight into the potential risks of innovation and providing a clear example of learning from your failures.


入館者は、歴史上最も成功した企業のあまり知られていない製品について学び、イノベーションの潜在的なリスクについてよくわかり、失敗から学ぶよい事例を見ることができます。


“The whole aim of the museum is to help people recognize that we need to accept failure if we want progress,” West said in an interview with the Bulletin of Atomic Scientists.


ウェスト氏は「原子科学者紀要」のインタビューで次のように述べました。「この博物館の目的は、進歩を望むなら失敗を受け入れる必要があることを人々に認識してもらうことです」


“And by that I mean any kind of progress, not just consumer products and new devices. The main point is that we have to accept failure, because it usually takes several iterations before we get things right—most experiments fail.”


「そして、それはあらゆる種類の進歩を意味しているのです。ただ消費者製品や新しい機器だけではありません。重要なのは、失敗を受け入れることです。なぜなら、物事を正しく理解するためには、通常、何度も反復する必要があり、ほとんどの実験は失敗だからです。」



(これは、マスクを顔に当てて、電流を流してマッサージするタイプの美顔器になるはずでした。)


The Museum of Failure first began in 2017 in Sweden and has since traveled the globe, setting up in countries including Canada, Taiwan, and France.


「失敗の博物館」は、2017年にスウェーデンで初めて始まり、その後、世界中を旅して、カナダ、台湾、フランスなどの国で開催されました。



(フランスで開催された時のポスター。)


ニューヨークポストでも紹介していました。


Google Glass failed when consumers raised issues about the item’s price and lack of safety and privacy.
 (失敗作となったグーグルグラス。消費者から価格や安全性、プライバシーに問題があると指摘されました。)New York Post



(この画像はこちらから。)


透明なファンタなど、一時色が付いていないドリンクが店に並んでいた時期があったように思いますが、今は姿を消しましたね。確かに透明なコーラは、ただの水にしか見えません。
他にもなぜかいつのまにか無くなっちゃったなと思うものがありませんか?それ、失敗作だったかもしれません。


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