Talking New York --- New Yorkで見つけた英語

発見と感動を与えてくれるニューヨークを英語学習に役立つコンテンツにして毎日お届けしています。

ニューヨーカーの年収についてレポートしたら、900以上のコメントが来た!

ニューヨークタイムズでScratchというイラストコラムを担当しているジュリアとシャイナは、街で400人以上、収入についてのインタビューに挑んだのですが、答えてくれたのはごく一部の人だったそうです。その中でら27人がイラスト付きでコラムに載せることを了承してくれたそうです。


二人は、ニューヨークという街が、金持ちが集るところと言われているのを知っていて、収入の高そうな人を選んで取材したそうです。正式なデータとして残したり、統計をとって発表したりするという目的ではなく、ただ好奇心だけでやったのです。インフレが進んで物価や家賃が上がり、それでも給料も上がっているという現状で一体どのくらい稼いでいるのか・・・。


年齢は特に選んではいなかったようです。もちろん人種や性別も。そして、次のようなスタイルでインタビューしました。本格的なマイクですね。


お疲れ様でした。あと4人で終わりです。(全文はこちら。)





Gerard Brewster, 61, Maintenance Supervisor
ジェラルド・ブリュースターさん、61歳、メンテナンス監督


$75,000+
約1千万円以上



Raymond Nuñez, 32, security supervisor:
レイモンド・ヌニェスさん、32歳、警備業務監督
$28/hour  
時給約3,800円


“I think it’s really good they passed this law because when you’re looking for a job, you can choose what type of job is offering the most money. And you gotta go where the money is at!”


「この法律(求人欄には報酬も載せることという法律)が通って本当に良かったと思ってるよ。仕事を探すとき、どの仕事が一番稼げるかを選ぶことができるからね。そして、報酬が高いところに行けばいいんだ。」

 Marc Lafia, 67, Artist:
マーク・ラフィアさん、67歳、アーティスト


$12,000
約163万円より多い


“I don’t think anyone in New York can live for under $100,000. I live well because my wife works and I made money when I was younger. New York doesn’t support its artists. This whole street is all about the rent — money, money, money! I spend more than I make. I’m a losing proposition! But I keep doing it.”


「ニューヨークで10万ドル(年収約1,300万円。月収約110万円。)以下で生活できる人はいないと思う。私は妻が働いているし、若いときにお金を稼いだので、十分な暮らしができている。ニューヨークはアーティストをサポートしてくれないよ。この通りは家賃がすごいから、全てお金、お金、お金なんだ。僕は 稼ぐより使う方が多いんだ。僕は負け組さ。でもそれを続けてるってことだな。」



Michaelangelo Matos, 36,musician, plus odd jobs:
ミケランジェロ・マトスさん、36歳、ミュージシャン、+雑用も。


$40,000
約544万円


“Who cares what we make and what we don’t make? What does it all matter when we’re in the dirt? I’m trying to be as happy as possible.”


「稼いでる、稼いでないなんて誰も気にしちゃいないよ。働いているときはそんなことはどうでもいいことだ。できるだけ幸せになりたいと思うだけだ。」



次は、このコラムに寄せられた900件以上のコメントの一部です。


Nelson Grigler
At the legal consulting firm where I used to work, first year lawyers (mostly about 25 years old) start at $ 215k per year, plus benefits which can include a modest bonus. That progresses up to the $ 300-400k range by years 6 to 8.


ネルソン・グリッグラーさん
私が以前勤めていた法律コンサルティング会社では、1年目の弁護士(ほとんどが25歳前後)は年俸215,000ドルからスタートし、それプラス、ささやかなボーナスが含まれることもあります。それが6~8年目には30~40万ドルにアップするのです。


Leo
NYC
It’s mind blowing how little people (>90k) despite their education and experience. While the average realtor, selling one property, makes anywhere between 30k-50k per sale!
The value of education and academia is falling.
Meanwhile housing and cost of living have never been greater.



レオさん。ニューヨーク市在住。
学歴や経験があるにもかかわらず、年収9万ドル以上の人がどんなに少ないかということはが本当に驚きです。平均的な不動産業者は、1つの物件を販売すると、1つの販売につき3万ドルから50万ドル稼いでいるんですよ。教育や学問の価値が下がっているんですね。住宅や生活費はかつてないほど大きくなっているのにね。


I think it is very relevant to discuss our relationship to money and how we measure worth of lives. In the US the focus is more on money than in many other places. Our structure prioritizes money in part because we get less from our government - e.g. no free health care. One of the things that comes through for me in this article is that people can be happy with less, and some with more end up far less happy. 


お金との関係や、人生の価値を測る方法について議論することは、とても適切なことだと思います。アメリカでは、他の多くの国よりもお金に焦点が当てられています。お金に重点を置く構造になっているのは、政府から得られるものが少ないからでもあります。例えば無料の健康保険はありません。この記事で私が感じたことのひとつは、人は持っているお金が少なくても幸せになれるし、多く持っていても結局幸せになれない人はいるということです。



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日本では賃金アップは、政府が企業に「お願い」している状況です。
「言ってみれば?聞いてくれるよ。」といった雰囲気にするには、何を変えればいいのでしょう。

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MisTy

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